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受験生 Q & A

支配の歴史について学べますか?

質問

私は香港のデモを生で見たことと、パナマに留学していたことから支配の歴史について関心があるのですが、史学科で学ぶことは可能ですか?

回答

お問い合わせありがとうございます。
権力、支配といったターム、事象は、現代歴史学にとって、最も研究が進んでいる対象と思います。
本学科の専任教員の大部分も、各時代や分野のなかで、支配や権力に関する研究業績を持っています。
どの地域、どの時代を選んだとしても、支配の歴史を学ぶことはできるでしょう。
ちなみに、権力や支配の問題は、何も王権や国家のみに関わるものではありません。
例えば、近年のフェミニズム運動の高まり、DVやハラスメントなどが蔓延る現実をみても分かるように、職場や家庭、私的な人間関係のなかにも存在します。私は環境史が専門ですが、樹木や動物たちと人間との間にも、支配や権力の問題は強固に機能しています。
ぜひ、より広い視野で、支配の実態を捉えてみてください。

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平成までの日本史を学べますか?

質問

近現代日本史(大正〜昭和、平成)まで学ぶことはできますでしょうか?

回答

お問い合わせありがとうございます。
非常事態宣言延長等々のゴタゴタで、ご返事が遅くなり申し訳ありません。
さて、お訊ねの件ですが、残念ながら、本史学科では、戦後の新しい時代から現代に至るまでは、カリキュラムとして充分整備されているとはいえません。
もちろん、卒業論文のテーマとして選ぶことは可能ですし、それについての指導は受けられます。
日本近現代史担当の長田教授は、もともと国際関係論がご専門ですし、政治学などの授業も開講されています。
毎年、現代史とでもいうべき分野で卒論を書く学生もいます。
しかし、社会学科や総合グローバル学科の先生方にアドバイスを受けながらも、多くは独学で、自身の見識を深めてゆかねばならないでしょう。
より専門的に学びたいということであれば、80年代以降を専門としている教員がいる大学を探し、そちらを受験したほうがよかろうと思います。

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ラテンアメリカについて学べますか?

質問

ラテンアメリカについて学ぶことはできますか?

回答

お問い合わせありがとうございます。
結論から先に述べますと、「ヨーロッパ・アメリカ史系」などを標榜していながらお恥ずかしいのですが、本史学科では、ラテンアメリカについては中心的に研究することができません。
これまで、アメリカ史に関心のある学生については、外国語学部の先生方に協力を仰ぎ、指導をしてきました。
よって、歴史学全般に関して興味があり、そのなかでラテンアメリカ史をやりたいという学生さんには、史学科に入学し、他学科との連携のもとに指導を受ける、という選択肢もあると思います。
しかし、もともとラテンアメリカについて研究したいのだ、という場合には、外国語学部のイスパニア語学科やポルトガル語学科に所属し、ラテンアメリカ研究コースを選択するほうが早道です。
詳しいことは、外国語学部に問い合わせてみてください。

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日韓関係を異文化コミュニケーションで研究したいのですが…

質問

私は日韓関係を政治面以外にも、異文化コミュニケーションと関連させて研究をしたいです。この場合、外国語学部か総合グローバルどちらの方がよいでしょうか。

回答

お問い合わせありがとうございます。
しかしこれは、外国語学部か総合グローバル学部に問い合わせをいただくべき内容ですね…。こちらからはあくまで「推測」になってしまいますので、あらためて、上記にご質問いただいたほうがよいかと思います。
外国語学部の場合、地域文化研究の基礎として語学の修得が課せられます。よって、学科としては、

・英語学科、ドイツ語学科、フランス語学科、イスパニア語学科、ロシア語学科、ポルトガル語学科、

のいずれかに所属しなければなりません。
よって、最初から日韓関係を研究テーマとし、政治・社会・文化の諸側面にわたってその交渉・交流について研究し、例えば両者の和解について提言を行ってゆくことを目指すなら、

・総合グローバル学部・学科の、アジア研究領域に関わる専攻(国際関係論もしくは地域研究)

を選択したほうがよいのではないかと思います。
ただし、外国語学部の各学科のうち、専門的に修得したい言語があるのなら、

・例えば、英語学科に所属し、アジア研究コースで日韓関係を研究する

という選択肢もありうるかと思います。
それぞれどのような形での研究が可能か、各学部・学科に問い合わせてみてください。

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大学院史学専攻の時間割や、忙しさを教えて下さい。

質問

経済的な理由でアルバイトを考えているので、大学院史学専攻の時間割や、忙しさが知りたいです。

回答

お問い合わせありがとうございます。まずは、こちらの履修要覧を確認してみてください。
厳密には、どのゼミに所属するか、学芸員課程や教職課程を履修するかによっても異なりますが、博士前期課程の場合、通常2〜3年の間に30単位以上を取得し、修士論文を書き上げて試問に合格すればよいので、スケジュール的にはそれほど忙しくはなかろうと思います。しかし、授業は演習が中心で、報告が半期のうちに何度も回ってきますので、学部時代とは異なる忙しさがあります。始終何らかの形で勉強していなければ取り残されてしまう、あるいは所属している意味がない、というのが大学院の現実でしょう。
史学専攻では、毎年6月末、11月末頃に入学説明会を開いていますので、そちらに出席していただければ、より具体的なことが分かるはずです。8月のオープン・キャンパス史学科ブースでも、大学院入学に関する質問を受け付けています。

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大学院でも、学芸員や図書館司書の資格が取れますか?

質問

大学院でも、学芸員の資格や図書館司書の資格が取れますか?

回答

お問い合わせありがとうございます。
学芸員課程については、大学院在籍中でも、学部生と同じ授業を履修し、資格を取得することが可能です。しかしその場合は、年度初めの決められた時期に課程センターへ申し込み、「科目等履修生」として課程履修を許可される必要があります。詳しくはこちらから、募集要項を確認してください。
また本学以外でも、科目等履修生として、例えば7月末〜9月中旬などの集中講義で、学芸員資格を取得できる大学があります。必要に応じ、情報を収集してみてください。
なお、司書資格については、本学では取得できません。

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上智の史学科で日本史の先生になれますか?

質問

将来高校の日本史の先生になりたいと思っています。上智大学史学科で日本史の先生になることはできますか?また、実際に卒業生で日本史の先生になったという方はいますか?

回答

お問い合わせありがとうございます。
本学史学科では、教職課程に定められた科目を履修し、単位を取得することで、

・中学 社会
・高校 地理歴史
・高校 公民

の教員免許を取得することができます。
また、大学院の修士課程に進学することで、より高度な専修免許を取得することも可能です。
履修方法については、こちらを参照したいただくか、本学課程センターまで直接お問い合わせください。
なお、高校の日本史教員になった卒業生がいるかどうかですが、もちろん大勢います。
ただし、中高の教員は未だ狭き門なので、学部の新規卒で専任を得られる卒業生は限られます。大学院に進み、専修免許を取得して就職の可能性を高めたり、非常勤講師をして経験を積みながら、専任教員の公募・試験に向けて準備を重ねる場合がほとんどでしょう。
免許を取得することが、そのまま就職に直結するわけではありませんので、その点は注意してください。
なお、本サイトの「卒業生の声」でも、中高の教員の声を紹介しています。参照してみてください。

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四大文明など海外古代史を学べますか?

質問

こんにちは。突然のメール失礼します。
私は現在高校二年生で進路に悩んでいるのですが、日本だけでなく海外の歴史に興味があり、世界遺産検定などに力を入れています。その中でも私が興味を持っているのは古代エジプトやメソポタミアなど四大文明をはじめとする海外古代史を学ぶことは可能なのでしょうか。よろしくお願いします。

回答

お問い合わせありがとうございます。年末年始を挟んで対応が遅れてしまい、申し訳ありません。
本学科には、西洋古代史分野に中川亜希准教授、東洋前近代史分野に大川裕子准教授を配しています。中川准教授は、古代ローマの碑文読解を通じた皇帝イメージや都市研究がご専門、大川准教授は、主に漢帝国時代の農業史・環境史がご専門です。いずれも、それを遡る古代文明に対しても一家言お持ちなので、概説の授業などではそこからお話が始まるでしょうし、特講などでより詳細に論じられる場合もあるでしょう。これまで、学内の他の先生方にもアドバイスをいただきながら、四大文明について卒業論文を書いた学生もいます。あなたが、本学で四大文明について勉強し、卒業研究として深めてゆくことは可能でしょう。
ただし、より専門的に学びたい場合には、海外を対象とした考古学をカリキュラムとして持ち、体系的に教授している大学に進学する必要があります。本学史学科は文献史学を主軸とする学科で、過去に書かれた記録=史料を読み解き、歴史像を構築してゆくことを目的とします。一方の考古学は、発掘を通じて得た遺物、遺跡といったモノを対象に、分析・考察を行い歴史像を構成してゆきます。両者は連携する場合も多いのですが、そもそもの方法論が異なることも多々あるのです。
本学科では、国立歴史民俗博物館の考古学の先生をお招きし、考古学に関する授業も開講していますが、考古学者を育成する環境にはありません。その点、充分に検討され、進学先を選択されるべきかと思います。
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イギリス王室の歴史を学べますか?

質問

私はイギリス王室の歴史について学びたいと考えています。上智大学の史学科ではイギリス史を学べますか?
またその事を卒論のテーマにすることも可能ですか?

回答

ご質問ありがとうございます。
イギリス王室の歴史で卒論を書きたいとのこと、もちろん可能です。
ただし、時代設定をどこに持ってくるかが、ひとつ重要なポイントです。
史学科のゼミは、アジア・日本史系、ヨーロッパ・アメリカ史系とも、地域とともに時代で区分されています。史料の性格・形式が時代によって大きく異なるため、その研究方法も時代に制約されるからです。この点を少し、考えておいてください。
それからもうひとつ。現在本学科には、イギリス史を専門とする教員がおりません。
もちろん、歴史の研究者は、専門外の事項についても広汎な知識を持っているものなので、具体的な業績はなくとも卒論に関する指導をすることは可能です。同じ文学部の英文学科の先生方から、アドバイスをいただくこともできるでしょう。しかし、さらに踏み込んだ指導を望まれるならば、イギリス史を専門とする教員がいる大学を探し、受験することも考えてみてください。
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西欧諸国の植民地主義について深く学べますか?

質問

西欧諸国が植民地獲得に乗り出した背景や、植民地政策の進め方、そして植民地支配を受けた各国への影響にとても興味があります。このような内容を貴学で深く学ぶことは可能でしょうか?

回答

ご質問ありがとうございます。こちらの手違いで回答が遅くなり、申し訳ありません。
さて、お訊ねの件ですが、まずは可能である、というご返事になるかと思います。
これまで幾つか同様の質問に回答をしてきましたが、大学には、基本的に、指導教員の専門にかかわらず、学生の問題意識を豊かに育ててゆけるような配慮があります。本史学科の近代史のスタッフは、アジア・日本史系が、日本・朝鮮・台湾・アメリカなどの国際関係史が専門の長田彰文教授、中国の政治・社会史が専門の笹川裕史教授、ヨーロッパ・アメリカ史系が、ナチス・ドイツ/戦後ドイツの政策史・社会史が専門の井上茂子教授です。いずれも帝国主義・植民地主義について一家言持つ研究者ですので、あなたが着実に研究を進展させられるよう、適切にアドバイスしてゆくことは可能と思います。
また、史学科の授業を受けつつ、総合グローバル学部等で関連の講義を受けたり、演習への参加を許可してもらったりすれば、一層深い学びに繋がるでしょう。
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