受験生 Q & A

寺社の建築物、神社の歴史を学べますか?

質問

神社やお寺の歴史ある建築物について学んだり、神社の歴史などについて研究することは出来ますか?

回答

お問い合わせありがとうございます。可能です。
本学科の日本古代史担当である北條勝貴教授は、国立歴史民俗博物館の共同研究「神仏信仰の通史的研究」にも古代担当で参加され、相応の研究業績があります。國學院大学や皇学館大学の、神仏習合をめぐるシンポジウムにも登壇しています。
神社の起源については、弥生時代の巨大建築をめぐる起源論争以降、考古・文献・民俗の研究者が協働して解明してゆかねばならない課題となっています。本学はカトリックの大学であり、また古い寺社の集中している西日本とは環境も異なりますが、宗教的な寛容さのなかにあって、各大学や研究機関と情報交換をしつつ研究を進めています。
また、本学科と関連の深い学芸員課程には、神奈川県立金沢文庫の学芸課長を務められていた西岡芳文教授がおり、日本仏教史・日本美術史・陰陽道史などのテーマで授業を行っています。文学部横断型プログラムでは、国立歴史民俗博物館から松尾恒一教授をお招きし、寺院の法会や神社の祭礼を含む列島の宗教民俗について、東アジア的な視野から講義していただいています。
毎年の卒業論文にも、宗教関係を扱ったものは多くあります。学生の積極的な取り組み次第で、どのような研究も可能でしょう。

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