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受験生 Q & A

新羅について学べますか?

質問

新羅について学ぶことはできるでしょうか?

回答

朝鮮史を専攻する学生は多くはありませんが、今年の3年生に、眦雲の乱(新羅貴族の反乱、647年)で卒業論文を書きたいという学生がいます。

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古代ローマ史、初期帝政の政治史を学ぶことはできますか?

質問

古代ローマ史、特に初期帝政の政治史に興味があります。上智大学で深く学ぶことは出来るでしょうか。

回答

史学科には古代ローマ史専門の教員がおり、特に帝政前期の皇帝権力と都市との関係性について研究してきました。したがって初期帝政の政治史について深く学ぶことは可能です。講義で帝政前期を中心にお話しすることもあるでしょう。ただ大学で学ぶということは、単に教員から知識を受け取ることではありません。ゼミでは、古代ギリシア、ローマ史の様々なテーマに関心がある学生が集まり、最終的な目標である卒業論文執筆のための準備を行います。教員は可能な限りのアドヴァイスをしますが、自分でテーマをしぼり、自主的に勉強することが求められます。

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アイルランド近現代史を学べますか?

質問

史学科志望の高校3年です。アイルランド近現代史を貴学で学修することは可能でしょうか?
将来的には院に行くことも考えています。

回答

大学というところは、自分で自分のテーマを追求し、教員はそれにアドヴァイスするところです。そういう研究活動という意味では、上智で「アイルランド近現代史を学修する」ことは可能です。現に、アイルランド史で卒業論文を書いている学生も数人います。
ただし、アイルランド史の専門家は上智の史学科にはいませんから、西洋近現代史の講義でアイルランド史を集中的に話すことはないでしょう。
他学部他学科では、神学部に北アイルランド紛争を研究している小山先生がいます。文学部英文学科には2,3年前までアイルランド人がいてアイルランド文化を教えてましたが、今はいません。外国語学部英語学科にもアイルランド専門の人はいないと思います。英文学科も英語学科も、英国文化研究の先生がいるので、その人の授業の中ででアイルランドを扱うかもしれません。史学科に籍を置いて、そういうアイルランドのことを話しそうな他学部他学科の先生の授業に参加する、という手もあります。
もし、アイルランド史研究の決意が揺るがないののならば、アイルランド史の専門家のいる大学(通学可能な場合ですが)に行った方がよいかもしれません。ただ、大学の先生はけっこう職場異動するので、入学してみたらその先生が異動でいなくなる危険性もあります。
一般的に、入学前の希望テーマと、大学に入ってからの希望テーマは変わることも多いので、西洋史学を広く勉強してから自分の研究テーマを再考する、という手もあります。

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高校では日本史選択、大学では専攻を変更しても?

質問

私は高校2年で、現在は日本史を選択しておりますが、歴史全体に興味があります。大学に入学してから西洋史や東洋史を専攻するということは可能なのでしょうか?

回答

質問の件ですが、高校で日本史を選択していても、上智大学で西洋史や東洋史を専攻することは可能です。大学入学後に、西洋史・東洋史の概説の授業を履修してきちんと勉強すれば、さして不利になることはありません。

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日本仏教史担当の教員は?

質問

昨日、メールをさせて頂いた者です。丁寧なご回答ありがとうございました。
何度も質問して申し訳ないのですが、メールの返信文に2018年度から日本仏教史の授業は北條准教授とは違う方が講義をなさると書いてあったのですが、それはその授業だけ他の方と変わるということでしょうか。それとも、北條准教授が来年からもう上智大学にいらっしゃらなくなるということでしょうか。
北條准教授の講義をぜひ受けたいと思っていたので…。回答よろしくお願いします。

回答

2018年度は、北條准教授が、文学部横断型人文学プログラム・ジャパノロジーコースの、新しく設けられた授業を担当します。
授業負担が大きくなるので、この年度のみ、他の教員が「日本仏教史」を一時的に交替するということです。
北條准教授は、このほかにも全学共通科目「諸宗教における自然と人間」「宗教思想の伝統と現代」(いずれも輪講)などで、仏教について講義しています。仏教に関する話を聴ける機会は、さまざまにあると思います。

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上智大学で日本仏教史が学べるのですか?

質問

上智大学のパンフレットを見たところ、日本仏教史が学べると書いてありました。その授業を講義してくださる教授は誰なのでしょうか。

回答

史学科開講の「日本仏教史」は、主に日本古代史専攻教員の北條勝貴准教授が担当します(2018年度は、事情により、他の教員の担当となる予定です)。
北條准教授は、仏教史学会が現段階での最新の研究成果をまとめた『仏教史研究ハンドブック』(法藏館、2017年1月刊行)の執筆者のひとりで、中国・日本の仏教の比較研究、神仏習合研究などに多くの論著があり、本学科の学内学会誌『上智史学』にも、中国仏教の百科事典ともいうべき『法苑珠林』の注釈を連載中です。ご自身も浄土真宗の寺院の出身で、僧侶の資格を持ち、法務に従事していた経験がありますので、実践面からの話も聞くことができるはずです。

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海外の古代史・考古学、フィールドワークは?

質問

大学で海外の古代史、考古学を学びたいと思っています。
1)上智大学文学部史学科では、古代史、考古学は学ぶことが可能でしょうか?(大学院に行くつもりはありません)
2)フィールドワークをしてみたいのですが、こちらの学科ではフィールドワークの実習やサポートはありますでしょうか?

回答

1)本学史学科では、西洋古代史(古代ローマ史)が専門の教員がおりますので、海外の古代史を学ぶことは可能です。また、考古学に関しては、国立歴史民俗博物館から東洋考古学が専門の研究者をお招きし、授業を担当していただいています。そのほかにも、史学科に在学しながら、本学他学部他学科に所属している考古学研究者の講義を受講することもできます。本学史学科は文献史学が中心の学科であり、考古学を自らの専門とするような研究はできませんが、考古学の方法と成果を学んで文献史学に採り入れ、卒業論文へ仕上げてゆくことは可能です。
2)アジア・日本史系の古代史のゼミでは、民俗学を志す学生も受け容れ、フィールドワークの基礎についても指導を行っています。また、現在本学文学部が推進している横断型人文学プログラムでは、人文学におけるフィールド系の学びを推奨しており、史学科教員が主に担当する、「フィールドワーク入門」「プロジェクト・ゼミB(フィールド系)」などの授業が開講されています。これらでは、フィールドワークの理論・方法から、何人かの教員による自己の調査成果の報告、グループワークによる調査実習と民俗誌の作成、報告会といったカリキュラムが組まれています。他の研究機関から民俗学や人類学専門の研究者を招き、輪講なども行っておりますので、フィールドワークについて多角的に学ぶことが可能です。

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フランス革命について関心があります

質問

進学先の大学は、上智大学を第一志望にと考えている学生です。
フランス革命について興味があるのですが、史学科で研究する事は可能でしょうか?
また、私は在学中にフランスへ、留学したいと思っているのですが、その事も可能でしょうか?

回答

史学科には、16-18世紀ヨーロッパをカバーする西洋近世史担当の教員がおり、専門とする地域はフランスおよびフランス語圏です。したがって、もちろんフランス革命を研究することは可能です。
ところで、本学の外国語学部フランス語学科には高橋暁生先生というフランス革命史を専門とする研究者も在籍していらっしゃいます。大学での授業は、高校までの授業とは異なり、自分の興味関心や研究上の必要性から授業を選択することが可能です。
たとえば、史学科に所属して歴史学の方法論や日本史・東洋史の授業から比較の視点を身につけると同時に、フランス語学科の高橋先生の授業を取るというのも一つの方法かと思います。
史学科は歴史学の方法論や文献・史料の正確な読解を重点に置いてカリキュラムが組まれています。他方、フランス語学科は史学科ではないので、むしろフランス語の実践的運用能力の向上に重点が置かれていると思います。
どちらの学科がより自分に適しているかは、オープンキャンパスの学科ブースなどで相談してみるとよいでしょう。
ところで、史学科に所属してフランスへの留学を実現させることはもちろん可能ですし、例年、数名の学生がフランス留学をおこなっています。その場合、フランス語の運用能力はできる限り広げることが望ましいので、必修外国語のフランス語の授業だけではなく、史学科で開講されているフランス語でのフランス史の授業やフランス語学科のフランス語の授業を取ることを目指して、勉強なさるとよいでしょう。

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太平洋戦争について学べますか?

質問

太平洋戦争について学べますか?

回答

太平洋戦争についてですが、もちろん学べます。「太平洋戦争について学ぶ」とは具体的に何を想定しているのかが不明ですが、史学科の最大かつ最終課題である卒業論文について言いますと、太平洋戦争期を内政・外交・社会・文化などのさまざまな観点から扱う卒業論文が毎年のように提出されています。ただ、太平洋戦争にかぎりませんが、大学においては、主体的なテーマ設定、積極的な学習姿勢などが望まれます。なお、「太平洋戦争」という用語ですが、学会における近年の研究の進展により、「アジア太平洋戦争」などと言われることが多くなっており、最近では「ユーラシア太平洋戦争」としている研究も出てきています。どのような立場や観点から扱うのかによって、この戦争をどのように呼称するのかが変わってくることも、覚えておいてください。

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文学・美術、皇位継承の裏側などを学べますか?

質問

私は主に日本古代・中世史に興味があり、中でも古典文学や美術作品を含む日本文化と、歴代天皇の皇位継承の裏側などに関心があります。これらに関するゼミなどはありますでしょうか?

回答

日本古代史については、東アジアの環境文化史、宗教史・ 民俗学などを専門とする専任教員がおり、日本中世史については、社会史、特に武士や城館、 狩猟文化などの研究を専門とする専任教員がおります。それぞれ、2年次の「歴史学教養演習」「史料講読演習」( プレゼミ)、3~4年次の「演習」(ゼミ)を担当しています。
古代史においても中世史においても、 文学作品や美術作品は重要な史料ですから、 それらを史料として利用するための基本的な方法について学びます 。天皇や皇位を研究テーマとすることも可能です。
なお、古典文学を専門的に学びたいのであれば、 本学には国文学科もあります。
また、本学には美術史を専門的に学ぶ学科はありませんが、博物館学芸員課程担当の教員は、日本美術史を講じています。

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