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受験生 Q & A

フス戦争等の軍事史、宗教戦争史を學びたい

質問

僕は史学科志望の高3です。主にフス戦争等の軍事史、宗教戦争史を學びたいのですが、上智で学ぶことはできるでしょうか

回答

史学科にはドイツ近現代史を専門とする専任教員がいますので、十分対応できます。
また上智大学はキリスト教(カトリック)系の大学で、設立以来多くのドイツ人系教員が教鞭を執り、1981年設立の「ドイツ語圏研究所」(現「ヨーロッパ研究所」)の研究伝統もありますので、宗教改革・宗教戦争についての図書は充実しています。
さらに、法学部国際関係法学科などにも関係教員がいて、軍事史研究でも恵まれた環境にあるといえます。

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語学力について教えて下さい

質問

TEAP利用入試で史学科を受験する予定です。国語と世界史は得意な学科ですが、英語はそうではありません。貴大学に入学すれば語学で相当な学力を求められる事になるのでしょうか。努力次第でなんとかなるものでしょうか。

回答

はい、入試を突破する力があればなんとかなりますので、まずは入試をめざして精進してください。

語学力はあるにこしたことないのはいうまでもありません。しかし、上智大学では、語学が得意な受験生はとうぜん語学系学科にチャレンジします。結果的に史学科学生の外国語能力がそう高くない現実もありますので、そんなに恐れる必要はありません。

ところで、歴史学で最も重要な作業は批判的な史料分析です。その意味では、史料の歴史的背景への関心が高く、読解能力が優れているあなたのような人に向いた分野といえます。史学科では語学はあくまで道具にすぎません(とはいえ、いい道具を持つ職人が大成するのも事実ですが)。

自分に合った分野を選んで、自分が得意な世界で自分の未来を切り開こうと努力すれば、将来はおのずと開けることでしょう。

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西洋の歴史と文化、見えないものへの信仰について学びたい

質問

私は、近世以降の西洋における歴史と文化、および中世から近世における建築文化と「見えないものへの信仰」の移り変わりに興味をもっていますが、貴学の史学科でこのような研究は可能でしょうか。

回答

上智大学には、哲学科を中核にした付属研究施設の中世思想研究所(1955年/1976年創設)があり、西洋中世のキリスト教霊性研究において我が国で先陣を切って開拓してきた自負と実績があります。
また、中央図書館と神学部図書館には国内有数の膨大な欧文研究書と専門研究雑誌も集積されていて、いずれも広く研究者に開放されています。
また史学科や外国語学部イスパニア語学科には中世からルネサンス期の美術史研究をフィールドにした教員もいますので、あなたの希望には充分沿うことができるでしょう。

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現在所属学科は違いますが、史学専攻で大学院に進学できますか

質問

私の現在所属学科は史学科でありませんし、卒論も義務づけられていません。それでも大学院で史学専攻に進学を希望しているのですが、進学は可能でしょうか。

回答

まず、大学院での研究テーマ(日東西いずれの分野で、古代・中世・近・現代いずれの時代を専攻し、具体的に何を研究したいのか<たとえば特定の制度・組織・事件・人物・現象、等々>)、を明確にしてください。
そして、大学院受験以前に必ず、史学専攻入試説明会に出席して相談するか、史学科事務室に連絡して(dhistory@sophia.ac.jp)、該当する分野・時代の本学教員に相談するようにしてください。それによって、的確な助言が得られるはずです。

大学院の入試説明会では史学の大学院で研究する際に、次の三つが必要だと説明しています。

①テーマ
どんな問題意識を持ち、本当に研究する力をもっているか、が大事です。入試願書に卒論ないし論文を出させるのはそれを見るためです。大学院は、テーマに合う先生のいるところに進学するのが基本です。

②歴史学の基礎知識
史学科以外の人は、後追いでも学ぶ必要があります。学部生必修科目(歴史学研究入門、入門ゼミ、プレゼミ等)の履修が求められる場合もありますし、意識的に自習する姿勢が求められます。

③読解力
日本史なら古文漢文と、英語ないし近隣アジア語の読解力が必要です。
外国史なら一にも二にも語学力、それも複数言語ができるのが標準です。

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TEAP利用型入試について

質問

私はTEAP利用型入試を世界史で受験します。案内には「論理的思考力を問う。特別な対策は必要なし」と書いてあります。その準備で気をつけること、やっておくべきことはありますか。

回答

論理的思考力は、日々の授業と広範な読書(新聞を含みます)の積み重ねの中で、読解力と表現力が鍛えられ培われていくものです。多くの情報に接し、だがそれらを鵜呑みにするのではなく、批判的に見るよう努めてみるのはいかがでしょうか。

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第一次大戦以後のドイツを中心としたヨーロッパ研究

質問

第一次世界大戦以後のドイツを中心にヨーロッパを研究したいと思っておりますが、貴学科でこのような研究は可能ですか?

回答

現在の教員の中には、19/20世紀ドイツ史と、フランス近代史の教員がいますので、問題なく学ぶことができます。

また上智大学には、外国語学部ドイツ語学科や文学部ドイツ文学科があり、ドイツ関係はたいへん充実しています。さらに、法学部、外国語学部、総合グローバル学部にはそれぞれ国際関係の学科やコースがあるので、現代に重きがあるとはいえ、そこでも欧米各国の歴史を学べることもお忘れなく。

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在日や朝鮮族などの民族の歴史

質問

在日や朝鮮族などの民族の歴史を学びたいと思っている外国人留学生なんですが、上智大学で勉強するのは難しいでしょうか。

回答

現在、朝鮮王朝史を専攻する専任教員が史学科に在籍しておりますので、在日や朝鮮族に関する勉強をする場としては、ベストかもしれません。
かつて、在日の学生が「朝鮮文化協会」についての卒業論文を書いていますし、大学院であれば朝鮮族の留学生が延辺地域を中心に「間島協約」に関する修士論文を書いています。

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イスラム史を勉強したい

質問

イスラム史をやりたいと思っていますが、上智の史学科でできるでしょうか。

回答

本学の総合グローバル学部にはイスラーム圏を専門とする教員が複数所属していますので、そちらを受験するのが一つの方法です。
しかし、たとえ史学科に在籍していても、総合グローバル学部の当該教員の協力・指導は得られます。実際に、史学科の東洋史又は西洋史ゼミに所属してイスラーム史で卒業論文を作成する学生も毎年何名か出ています。

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遺跡の発掘等の勉強やフィールドワーク

質問

遺跡の発掘や文化人類学に興味があり、それらの勉強やフィールドワークを行える大学、学部学科を探しています。貴大学文学部史学科ではこのような学びを実現する事は可能でしょうか。

回答

 あなたが大学院進学をめざして考古学や文化人類学を専攻したいのであれば、本学史学科には現在専門の教師がいませんので、専門の学科を有する大学を選ばれた方がいいでしょう。
 ただ、本学には学芸員課程が設置され、また新設の総合グローバル学部には地域調査に従事する教員が複数所属し(とりわけ、アンコールワット遺跡修復で著名な石澤良昭特別招聘教授の活躍はご存知でしょうか)、また神学部には旧約聖書時代の考古学を専門にしている教員もいますので、座学中心の学部レベルでよければ、それなりに学べる仕組みにはなっています。
 実際に夏休みに本学や他大学の海外発掘調査に参加している学生・院生もいますので、学部レベルでは十分ご満足いただけると考えます。

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