日本古代史の研究設備について
質問
回答
具体的には、2年次のプレゼミ、3~4年次のゼミを通じて、卒業論文執筆に向け研究を深めてゆくカリキュラムとなっています。日本古代史のプレゼミでは、春学期に古代史研究の基本ツールの使用法、研究の仕方などを学び、秋学期には、神話から史書、律令、正倉院文書などの古文書、平安貴族日記などの古記録、説話、絵巻など、古代史研究に必要な各種史料の読解の仕方を勉強します。3年次のゼミでは、春学期に受講生全員でひとつの史料(これまでの例でいえば、『日本霊異記』『類聚三代格』『日本三代実録』『類聚国史』『江談抄』など)を輪読し、秋学期には卒論の構想発表を繰り返してゆきます。担当教員が東アジアの心性史・環境史を専門とし、民俗学・人類学の方法に基づき中国少数民族の調査も行っている関係で、東アジアに開かれた日本史研究を志向し、方法論的にも自由度の高いことが特徴のゼミとなっています。