イスラームの歴史を学び、高校地歴の教員免許を取るには?
質問
中東イスラーム圏の歴史、またイスラーム圏とヨーロッパのカトリック圏の関わりについて学びたく、さらには高等学校の地歴の教員免許を習得したいと考えている者です。
教員情報を検索して総合グローバル学科の方が中東専門の先生が多いという印象を受けました。しかし高等学校の地歴の教員免許の習得という面で調べてみると史学科か教育学部の二択です。
そこで質問なのですが史学科で中東イスラーム圏の歴史、またイスラーム圏とヨーロッパのカトリック圏の関わりを学ぶことは可能でしょうか?もしくは総合グローバル学科でも史学科などの授業を履修し高等学校の地歴の教員免許を習得することは可能でしょうか?
回答
ご質問ありがとうございます。こちらの手違いで回答が大変に遅くなり、申し訳ありません。
お訊ねの件ですが、まず、総合グローバル学科において、史学科の地歴免許の履修コースに参加することは、不可能ではありません。本学科における教職課程の規程のなかに、「所属学科で定められた免許教科以外の免許は,自学科で取得できる免許教科と併せて取得する場合のみ取得できる」とあります。つまり、総合グローバル学科における社会・公民のコースを履修する場合のみ、史学科の地歴の履修も可能になるということです。当然、履修しなければならない科目は厖大となり、4年間で免許取得を達成するのは困難になるといわざるをえませんが、不可能ではないのです(実際、本学科でも国語の免許を取得して卒業する学生がいます)。ただし、予め、本学の課程センターにも詳細をお問い合わせ下さい。
なお、本学科においてイスラーム圏とカトリック圏の交渉の歴史を学ぶことは可能かどうか、というご質問ですが、こちらも可能です。もちろん、本学科にはイスラームを専門に研究している教員はおりませんので、より詳しい指導を受けたいという場合には、他大学を受験することをお薦めします。しかし、これまでにも本学科の指導のもと、イスラーム関連で卒業論文を書いた学生は少なくありませんので、卒業論文レベルであれば、適切なアドバイスは可能と思います。総合グローバル学科も選択肢のひとつでしょうが、同学科は文化人類学、国際政治等、社会科学もしくはアクチュアルなアプローチが特徴、本学科はあくまで歴史学的なアプローチを採るという相違があります。現代を中心に考えたいということであれば、総合グローバル学科を選択されるのが適当と思います。