第10回北米研究コースの卒論発表会が行われました

2024年1月27日に、毎年恒例の外国語学部北米地域研究コースの卒業論文発表会が行われました。小塩和人先生、出口真紀子先生、石井紀子先生、飯島真里子先生の各ゼミに所属する学生が参加し、10名の2023年度卒業予定者が論文を発表しました。

昨年と同様、発表者はゼミ順ではなく、Business, Culture, Cultural Psychology, History, Gender, Race/Ethnicityの6つのテーマごとに登壇し、1人10分以上かけてじっくりと各々の研究内容を解説しました。それぞれの研究は、同じ「北米研究」の括りの中でも、着眼点・研究動機・研究手法などの様々な点で異なりますが、どの学生の発表からも、関心のあるテーマから問いを抽出し、研究を進め、卒業論文という形に落とし込むまでの努力が感じられ、大変学びの多い発表会となりました。2年間のゼミを通じて、学生が興味のあるテーマについて理解を深められるのは、幅広い分野の勉強が叶う英語学科ならではの良さであると思います。また、ご卒業されたゼミの先輩方や、3年生の後輩達も集い、発表の度に会場はあたたかい拍手で包まれました。

英語学科では、卒業論文の執筆は学生個人で選択できるカリキュラムを採用しています。論文を完成させるまでには、思うように書くことができず悩んでしまうこともありましたが、あえて書くと決めたことで、自分の選んだことは最後までやり遂げよう、という意志と責任感を持つことができたと思います。このカリキュラムは、卒業論文の義務に縛られることなく、関心のある分野を自由に勉強してほしい、という大学側の意図が込められていると思いますが、大学生活の学びの集大成として、卒業論文に挑戦したことは、この場でしか叶わない貴重な経験になりました。

 

発表会の最後に、先生方からコメントをいただき、写真撮影を行いました。本年度で定年退職される小塩和人先生は、「見晴かす 大海原の岸にたち ひとつの星を見つめゆくべし」という詩をご紹介いただきました。2020年度のコロナ禍に入学した4年生は、最初の1年半はオンライン授業となり、思い描いていた大学生活とは異なる日々を送ることとなりました。しかし、試行錯誤しながらも大学での学びに励んだ経験は、人として成長する機会を与えてくれたと思います。今回の発表会では、留学後に卒業論文を執筆した学生も数名参加しました。パンデミックを含め、日々変わりゆく社会情勢に臨機応変に対応しながら、各々の目標を達成させる芯の強さを感じました。大学を卒業し、これからそれぞれが決めた道へと進むこととなりますが、上智大学で学んだことを活かし、一つの星を見つめて、しっかりと歩んでいきたいと思います。これまであたたかくご指導くださった先生方、共に歩んでくれた学友に、心から感謝いたします。ありがとうございました。

報告担当: 英語学科 相良汐子