外国語学部北米研究コースの卒業論文発表会

2020年1月25日に毎年恒例の外国語学部英語学科の卒業論文発表会が行われました。小塩和人先生、出口真紀子先生、石井紀子先生、飯島真里子先生の各ゼミに所属する学生が参加し、2019年度卒業者が論文を発表しました。

英語学科の各ゼミは大まかなテーマは共通しているが、学生生活を送る中で、学生が興味を持ったテーマを進めることができる自由さも兼ね備えています。様々な地域、ジャンル、時代のテーマが飛び交う発表会では上智大学の教育理念が体現されていると感じました。各々の学生が10分ほどでプレゼンを行い、0からの人でも理解できるようなプレゼンでした。自分には無い見方で研究を進めていた学生を知ることができて、上智大学の学びの幅の広さを改めて実感しました。また、発表会の最後にはそれぞれのゼミの担当教員がフィードバックを行いました。

英語学科の多くの学生が卒業論文を書かない選択をする中で、書き尽くそうとする強い意志を持った学生はやはり見ていて素晴らしいと感じました。2年前のコース選択を思い返してみれば、それほど本格的に卒論を書くとは思ってもいませんでした。しかし、切磋琢磨し合う学友の姿を間近に見て、次第にやり切ろうとする確固たる意志が芽生えたのを覚えています。時には始発で四ツ谷駅まで来て、開門までファミレスで待機して、閉門までひたすら卒業論文と向き合っていたこともありました。そんな努力の甲斐あって執筆者が最後に発表できたことを同じ学科の生徒として誇らしく思います。

 

あと数ヶ月で学生生活の終わりが来るこのタイミングで、4年間を振り返ると、卒業論文という形に残る財産を創り出すことができたことは、今後の人生の中でも基盤となるポジティブな成功体験だと思います。大学はこれまでの学校と違って、良い意味でも悪い意味でも自由な場所である分、自分でやることを決めなければいけませんでした。そんな中で、最初はなんとなくで選んだ卒業論文でも最後にはしっかりと向き合えたことは成長だと思います。

 

最後に、

4年間一緒に学んでくれた学友と、

様々な指導をしていただいた教授方と、

機会を与えてくれた上智大学に。

ありがとうございました。

(報告者英語学科四年 亀谷郁、望月晴史)