Um planeta e dois mundos
この物語は、人間と自然が互いに尊重し、共生していた時代からしばらく経ってからのお話です。
かつては当たり前に存在していた人間とエルフの間に生まれた子どもが今ではほとんどいなくなり人間は人間同士、エルフはエルフ同士で結ばれ子孫を残していく時代となりました。そんなある日、自然の母である大地の木のもとに小さな命が運ばれてきました・・・
森の生き物たちに「エルフの生き残り」と信じられ少年へと成長したその子は、昔々から森を守る九ルピーラとサシペレレと共に平和な日々を過ごしています。しかし少年がいったいどこから来たのか、本当は誰なのかは誰も知りません。
ある日彼は、今では森との接点をなくした人間に興味を持ち、人間界に遊びに行きます。そのときから少年の心の中で何かが変わり始めますが・・・
数年後、人間たちが大伐採を企て森に踏み入ってきます。少年たちは森を守ることが出来るのか、そして少年の正体は・・・?