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代表あいさつ

2016年ポルトガル語劇団始動!

 こんにちは!私達「ポルトガル語劇団」は、ポルトガル語学科直属のサークルです。顧問のトイダ先生のご指導の下、毎年夏のオープンキャンパスでの発表と、冬に行われる外国語学部三学科合同語劇祭での公演に向けて日々活動しています。このサークルの特徴は、演劇という視点から、生きたポルトガル語に触れ、ポルトガル語の運用能力を高めること、また言葉だけでなくブラジルの文化や思想について学ぶことです。

 普段の活動は、週2回昼休みの時間を利用し、基礎練習として発音練習、発声、ストレッチを行っています。その他に、独自の活動として「一言ポルトガル語」を実施しています。「一言ポルトガル語」は、各自が出されたテーマについてポルトガル語で短い文章を考え、発表します。授業で学習したことを駆使し、自分が作った文章をトイダ先生にその場で添削していただけるので語学力の向上に繋がります。

 このサークルは、演劇経験者はいません。サークル活動の一環として実際にプロの演技や演出を観に行く舞台鑑賞や、年に一度外部から指導者の方をお招きして演劇のワークショップを開くといった活動を通して、演劇についても学んでいきます。みんな同じ目線と歩調で、演劇についての理解も深めていけるところもこのサークルの良い点です。

 そして今回新しい取り組みを考えております。毎年行っているオープンキャンパスでの劇と、冬の語劇祭についてです。オープンキャンパスの作品は、例年日本でおなじみの「カチカチ山」ポルトガル語版を披露していますが、今年は一新して、2年生のオリジナル寸劇を発表する予定です。語劇祭での台本も今年は脚本担当の松榮さんに手がけてもらいます。今年はブラジルでオリンピックが開かれますね。そんな記念すべき年に、新しいメンバーも加わり気持ちを新たに頑張っていきたいと思うポルトガル語劇団です。12月の語劇祭は、ポルトガル語を知っている方も知らない方も、わたしたちの劇にひきこまれ思わず息を呑むような劇を目指しています。ぜひ今年もまたわたしたちポルトガル語劇団を応援していただければと思います。

 私は、このサークルが好きです。学科直属のサークルで、顧問が学科の先生という点でとても真面目そうだ、と人から見られることが多いです。それゆえ、多くの生徒からは敬遠されがちですが、このサークルは真面目というよりも真剣に取り組んでいるということを強調したいです。部員はみな、ポルトガル語が好き、ブラジルが好き、サンバが好きなど興味はそれぞれです。サッカーが好きな人がサッカーのサークルに入るように、わたしたちもポルトガル語関係の何かが好きで、その様々な「好き」を持ち寄りポルトガル語劇という形で、自分たちの「好き」を形にしています。まだポルトガル語劇団に対して「真面目」だけのイメージを抱いている方に、今年はこの気持ちを、より多くの人に伝えることができたらいいなと思っております。

 最後にこの場を借りて、今まで語劇の発展に尽力してくださった先輩方、ご指導してくださった先生方、また関係者の方々のご理解とご協力に厚く御礼申し上げます。そして、ご家族の方々と語劇団のメンバーに感謝を述べたいと思います。この伝統あるサークルが続いていること、そして私がこのサークルの部長という大役を務めることができているのは、家族の支え、語劇メンバーの支え、そして先生の支えがあるからです。お世話になっているたくさんの方々に感謝をしながら、今年もメンバー全員の力で素敵な劇を作ってまいります。どうか応援よろしくお願いいたします。

2016年度部長 松本みなみ