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  • 「演劇入門」広田敦郎氏(翻訳家)

    <授業後に居酒屋で広田氏と> 2012年12月14日(金)  本日の「演劇入門」は演劇専門の翻訳家として活躍中の広田敦郎氏を講師にお迎えした。いろいろと興味深いお話しを聴くことが出来た。内容のほんの一部だけでも紹介しよう。  乗り物好きだった広田さんは駅や空港で、劇場で感じるのと似たわくわくする高揚感を感じるという。いずれも新たな旅立ちへの期待だ。芝居も短いけれど「旅」なのだ。  また四ツ谷駅を出る地下鉄丸ノ内線とJR中央線は、いずれも新宿あるいは東京に向かうが、それぞれ出発時は逆方向に向かって走り出す。逆方向に向かって走り出すのに結局は同じ場所にたどりつくのはまるで人生みたいだ。  芝居の翻訳では、できるだけ元の言葉の意味を残し、直訳に近い訳文にするように心がけている。翻訳で説明しすぎると観客が想像する予知がなくなってしまう。  などなど、広田さんならではの視点からの演劇論、人生観、翻訳論はとても興味深く、あっという間の90分だった。広田さん、ありがとうございました!!<続きを読む>
  • 手抜きの技

    2012年12月12日(水)  とにかく忙しい。仕事やメールを処理しきれないうちに1日が終わってしまう。そんな日が続いて、どうにも身動きがとれなくなってしまう。  もうだめかも知れない、と思ったときに、昨晩、「英語と社会」の講義の後のお酒の席で、講師の岡島徹氏が語ってくれたケロッグ・ビジネス・スクールでの逸話を思い出した。課題が多すぎて徹夜でやっても終わらない。どうしたら良いのだろうと教授のところに相談に行くと教授は次のように言ったそうだ。「終わらなくて当たり前だ。全てをこなすのが不可能な量の課題を出している。大切なことは、いかに大事なところを抑えて、比較的重要ではない部分を削り、上手に手抜きをする技を学ぶことだ。ビジネスの世界では常にそうした手抜きの技が必要になるのだ。」  自分の仕事のどこをどう削るのか、実際にはその判断はなかなか難しい。でも満点は必要ないし、場合によっては20点、30点だって仕方がない時もある。そんな心構えがないと生き残れないな、と改めて思った。<続きを読む>
  • 「英語と社会」岡島徹氏

    <講義する岡島徹氏> 2012年12月11日(火)  本日の「英語と社会」は岡島徹氏を講師にお迎えした。長年の外資系企業での経験を踏まえて、専門のファイナンスや働く上での基本的な心構えなどについて具体的に分かりやすく説明していただいた。とても面白くて、勉強になった。岡島さん、ありがとうございました!!<続きを読む>
  • 日曜日

    2012年12月9日(日)  今日は久しぶりに何の予定も入っていない日曜日だった。ではゆっくりすることが出来たか、というと、結局朝から晩まで仕事漬け。しかも深夜2時半になってもまだ未消化の仕事が残っているという情けない結果になった。仕事を減らすのはとても難しいけれど限界はある。どこかで生き方を改めるか、このまま破たんするか、二つにひとつのような気がして来た。  とにかく寒い。早朝と夕方の2回、我が家の愛犬ルート(正式にはルートヴッヒ)の散歩をしたが、冷たい風が頬に当たると痛かった。犬のの服装も季節がらクリスマス仕様となった。 <クリスマス仕様のルート><続きを読む>
  • 同窓会

    2012年12月8日(土)  今晩は中学校の同窓会だった。正確に言うと、中学2年から3年にかけて一緒だったクラスの担任だった恩師が今年度で定年を迎えることになり、そのお祝いの会の準備会、のはずだった。前回も同じ名目で集まったのだが、当の恩師まで呼んでいたためにちっとも準備会にはならず、ただのクラス会になってしまった。そこで今回は先生抜きで集まった。でも結果は同じでやはり昔話や近況報告に花が咲き、準備の方は辛うじて日どりが決まったという一点が進展したに留まった。それにしても、中学や高校時代の友達は、大学時代の友人以上に深いつがなりが出来ている気がする。やはり、お互いにもっとずっと単純だった時を知っているから、飾る必要がないし、飾っても仕方がないからだろう。また、一方で、そんな単純な中学生の時からの教え子たちの成長ぶりを目撃することのできる教師という職業も素敵だな、と改めて思う。次に生まれ変わったら、中高、あるいは小学校の先生もやってみたい。<続きを読む>
  • 「演劇入門」本田次布氏

    <学生たちに語りかける本田次布氏> 2012年12月7日(金)  本日の「演劇入門」の講師は英語学科の先輩でもある本田次布氏。いろいろな楽しいエクササイズを紹介してもらい、実践的な授業となった。前半に大きな地震があって、閉まっていた窓が開いたりするハプニングもあったが、数分後に授業は無事再開された。最後には、1972年に1号館講堂が英語学科の教員だったメイスン神父と教え子たちによって上智小劇場となった経緯についてもお話しいただいた。もっとたくさんのことを伺いたかったのだが、時間不足で残念だった。本田さん、ありがとうございました。<続きを読む>
  • 100周年記念演奏会

    2012年12月6日(木)  19時から、100周年記念演奏会の運営員会。来年、上智大学が創立100周年を迎えるにあたり、様々な行事が予定されている。その一つとして、上智大学全体の同窓会であるソフィア会が主催して、2013年12月8日(日)(来年なのでご注意を!!)の午後、サントリーホールで記念演奏会を開催する。僕は上智大学管弦楽部の顧問として、さらに、ソフィア会の常任委員および100周年記念事業の音楽部門の責任者として、この運営委員会に参加している。プログラムなどまだ未定の部分も多々あるけれど、今晩は、パートごとの大まかな募集人数や、パート・リーダーの選び方、コンサートマスターの人選などについて話し合った。現役学生からもうすぐ還暦を迎えるようなOBたちまで、幅広い年齢層のメンバーで演奏会に向けて準備を進めている。これからまだまだいろいろな問題が起こりそうだけれど、楽しく進めて行きたい。<続きを読む>
  • 夜明け

    <もうすぐ夜明け> 2012年12月5日(水)  早朝、週4日くらいは犬と一緒に散歩をする。その時によって多少時間帯が変わるが、大抵6時ころ家をでて7時ころまで代替1時間くらい、近所を歩いてくる。いま、日の出が6時半ころなので、歩いている間に夜が明ける。寒いのが辛い季節だけれど、その分空気が澄んでいて空が綺麗に見えるのが冬の良いところだ。眠いけれど、自然現象の美しさには心が癒される。<続きを読む>
  • 「英語と社会」大信田雅二氏(テレビ東京)

    2012年12月4日(火)  本日の「英語と社会」では、テレビ東京で平日23時から放送されているワールド・ビジネス・サテライトのプロデューサーである大信田雅二氏を講師に迎え、テレビ局での仕事について、テレビ東京を例に丁寧に説明していただいた。WBSで新製品などを紹介する「トレたま」コーナーの制作の舞台裏を紹介する短いビデオクリップを見せてもらい、たった2~3分の放送映像を作るのにいかに多くのスタッフがいかに多大な労力を払いながら関わっているのだ、ということが良く分かった。人事部長も務めた経験から後半は就職活動について具体的なアドヴァイスを聴くこともできた。  大信田氏は実は僕の大学時代のクラスメート。授業の後はいつもの居酒屋で2次会となった。写真では生ビールのジョッキを持っている大信田氏だが、実はこの後、23時からのオン・エアに備えて会社に戻る、ということで、実際には下に写っているウーロン茶を飲んでいたのだった。居酒屋では採用の話しなどについてさらに突っ込んだ話しも聴くことが出来て楽しく有意義なひと時だった。大信田さん、ありがとうございました。 <ジョッキを掲げる大信田雅二氏><続きを読む>
  • ザビエル祭

    <フランシスコ・ザビエル 1506~1552> 2012年12月3日(月)    今日、上智大学は「ザビエル祭」で休講だった。聖フランシスコ・ザビエルはスペインのバスク地方の貴族の家に生まれたが、後にイグナチオ・デ・ロヨラらとともにカトリック修道会イエズス会の設立に参加。布教活動のためアジアに派遣され1549年に来日。鹿児島、平戸、山口などで布教を行った。日本人の知性や品格、旺盛な知識欲などに感銘を受けたザビエルは、日本に大学を設立することを夢見た。イエズス会が創立し運営する上智大学では、このザビエルの夢こそが創立の原点であると考え、ザビエルの命日である12月3日を記念日として祝うために全学休講としている。来年、上智大学は創立100周年を迎えるが、その起源はさらに460年前に亡くなったフランシスコ・ザビエルにまで遡るのである。ザビエルと同じように祖国とそこに住む家族や友を捨て日本に骨を埋めた多くのイエズス会士たちが上智大学の歴史を作ってきた。彼らの意思を、僕たち教え子や後輩の教員たちが引き継ぎ、上智大学の歴史を100周年の後へとつないで行かなくてはならない。とても責任が重いけれどそれは素晴らしい使命だと思う。<続きを読む>