上智大学

チーム紹介

土壌・微生物チーム

チーム概要

理工学部のメンバーによって構成されているチーム。現在危機に瀕していると考えられている広義の湿地(河川域、湿地を含む)を対象として、科学的に問題点を明らかにし、どの様な対策を取ることができるかを考える。最終的には環境保全に向けて、化学データを含め微生物や植物を指標とした河川管理、環境修復のガイドラインの提案を試みる。
研究レポートにある調査地の他に、オンサイトでの細菌の検出技術の開発や、湿地帯に見られる水生植物由来の天然有機化合物の探索研究を並行して進めている。

チームメンバー

齊藤玉緒教授

齊藤玉緒

理工学部
物質生命理工学科 教授

土壌微生物解析

神澤信行教授

神澤信行

理工学部
物質生命理工学科 教授

植物浄化への貢献評価

木川田喜一教授

木川田喜一

理工学部
物質生命理工学科 教授

環境動態分析

鈴木伸洋准教授

鈴木伸洋

理工学部
物質生命理工学科 准教授

植物浄化への貢献評価

橋本剛准教授

橋本 剛

理工学部
物質生命理工学科 准教授

微生物定量解析

臼杵豊展准教授

臼杵豊展

理工学部
物質生命理工学科 准教授

天然物化学

矢入郁子准教授

矢入郁子

理工学部
情報理工学科 准教授

知能情報学

研究レポート

渡良瀬遊水地

土壌汚染があることが知られているため、植物を使って修復するファイトレメディエーション研究を展開するため。特に化学データと植物の反応を中心に、土壌微生物の変化や水質と微生物の関連を解析している。

「細菌叢構造のメタ16S解析による土壌評価の試み」
日本農芸化学会2016年度大会 2016.3.28 札幌市札幌コンベンションセンター
発表者:高橋 咲、姜天龍、黄光偉、齊藤玉緒

「メタ16S解析による渡良瀬遊水地の環境細菌」
日本農芸化学会2018年度大会 2018.3.16 名古屋市名城大学
発表者:荒川理彩、田口尚幸、木川田喜一、木村信忠、齊藤玉緒

「メタ16S解析による渡良瀬遊水地の環境細菌」
日本農芸化学会2019年度大会 2019.3.24 東京都東京農大
発表者:荒川理彩、田口尚幸、木川田喜一、齊藤玉緒

「渡良瀬遊水地に自生するヨシに関する研究」
日本植物学会第82回大会 2018.9.14-16 広島国際会議場
発表者: 桂島沙也加、田口尚幸、木川田喜一、神澤信行

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サロベツ湿原

日本最大の高層湿原であるサロベツ湿原は、長年にわたり泥炭採掘による撹乱をうけ、いまだに植生が回復していない地域が存在する。この植生回復には何が必要なのかを明らかにする目的で、微生物の果たす役割を明らかにする。最終的な植生回復はミズゴケが厚い層を形成することが必要であるため、採掘後の再生地区において、ミズゴケがどのような状況にあるのか、遺伝子や酵素活性の比較から調査している。

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多摩川

東京都民に親しまれ、河川域には多くの親水域が存在する。河川管理は化学解析のみ行われていたが、複雑系の中に存在する微生物の解析は周辺住民の安心安全な生活のために不可欠と考え上流から下流までの微生物叢の解析を行った。これらのデータをもとに河川の微生物と環境データのモデル化を試みている。

その他

オンサイトでの細菌の検出技術の開発や、湿地帯に見られる水生植物由来の天然有機化合物の探索研究を並行して進めている。

「Study on the Chemical Content of Secretory Idioblasts in Egeria densa Leaves」
日本農芸化学会関東支部2018年度大会 2018.10.13 千葉県東京理科大学野田キャンパス
発表者:Aisya Syahmina, Akane Yamagishi, Mai Shinozuka, Mikako Kanazawa, Koki Munakata, Shingo Onda, Toyonobu Usuki, Makoto Fujiwara

「Chemical Contents of Secretory Idioblasts in Egeria densa Leaves」
日本化学会第99春季年会 2019.3.18 兵庫県甲南大学
発表者:Aisya Syahmina, Akane Yamagishi, Mai Shinozuka, Mikako Kanazawa, Koki Munakata, Shingo Onda, Makoto Fujiwara, Toyonobu Usuki

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