現在は語劇団のメンバー一同、12月の本番に向けて稽古はいよいよ本気モードに突入です。
さて、今年度の公演案内です。チラシはメンバーたちが作りましたが、作品の雰囲気がよく出ています。
2015年度作品 Sonho de uma noite de luar 月夜の夢
今年の作品の原案は、ポルトガルの作家および詩人であるソフィア・デ・メロ・ブレイネル・アンドレゼン(Sophia de Mello Breyner Andresen)の『ブロンズの青年』(O Rapaz de Bronze)という童話です。深い森の中、昼間はひっそりと佇むブロンズ像の青年は、夜になると人間に変身します。そして周りの花々や木々とともに、もう一つの世界を展開させるのです。グラジオラス、ラン、チューリップやスズラン、多くの花が登場し、おしゃべりをします。
ある日、花たちはパーティーを開くことになりました。小さな委員会が設けられ、招待客のリストやパーティーの内容など、真面目に考える花たち。さて、その掛け合いはいかに?
花たちの駆け引も考え方もそのまま人間の世界に通じるものがあります。作品には唯一本物の人間の少女が登場します。彼女の役割にも注目していただければと思います。ファンタジーの世界を通して、皆様に楽しいひとときをお届けできたら幸いです。
顧問 HELENA TOIDA