モンペリエでの留学生活

新福 華奈子

<モンペリエについて>

私は現在南フランス、エロー県庁所在地のモンペリエという街に一般留学をしています。

県庁所在地といってもそれほど大きな街ではなく、ここでの主な交通手段は、市内を走るトラムです(TGVも通っており、パリまで4時間ほどで行けます)。治安も悪くなく、学園都市として知られているだけあって、若者も比較的多い印象を受けます。日本食レストランも探してみると結構あります!

気候に関しては、10月半ば頃までは半袖で過ごすことができるほど暖かく、9月はほぼ毎日と言っていいほど晴れの日が続きました。ただし、季節の変わり目は天気も不安定なようで、雨が降る時はものすごい勢いでどっと降ります。南仏と言っても11月ごろからそれなりに冷えるので、コートやマフラーは必須です。

海辺の街ではありませんが、トラムで30~40分、車であれば10分程度、モンペリエ市内のレンタルサイクルを利用した場合、約1時間半ひたすら自転車をこぎ続ければ、海へ行くこともできます!

 カラフルなトラム

 カラフルなトラム

9月中旬の地中海

9月中旬の地中海

 

<この街を選んだ理由>

私はもともと寒い場所がそれほど得意ではないので、留学先も南仏の都市を望んでいました。数ある南仏の都市の中からンペリエを留学先として選んだ理由は、今年の1月ごろフランス語学科の先生に長期留学に関しての面談をお願いした際に、モンペリエを勧めて頂いたからです。先ほども触れたように、「学生の街」であるモンペリエは、教育の評判も良く、それほど大都市というわけでもないのでフランス語をじっくり学ぶ環境としては適している、とアドバイスを頂いたので最終的にここを選びました。

留学に関しての手続きですが、私の場合は留学斡旋会社を通して行ったので、それほど複雑なものではありませんでした。留学斡旋会社のプログラムでは、1年間「ステュディオ」(ワンルーム)滞在か「貸し部屋」滞在のみ、と設定されていたのですが、私はフランス人の暮らしを実際に体験してみたいと考えていたので、斡旋会社の方と相談し、前期期間はホームステイ、後期からステュディオで1人暮らしという滞在方法をとりました。ホームステイについては後述します。

<IEFEについて>

私の通っている学校は、モンペリエ第3大学付属の語学センターで、IEFEと呼ばれています。A1~C1までレベル別であり、さらにそこからグループ1、グループ2…(例:A1-groupe1)などと、グループ分けされています。学期開始前にプレイスメントテストを受け、その結果でレベルが決まります。1グループの平均人数は18人程度、週16時間の授業で、内容は主に発音矯正、ディクテ―ション、会話(ディスカッション)、文法、文章読解などです。(レベルによって授業内容も多少異なりますが、小テストは頻繁に実施されます)。

 学食で誕生日のお祝い

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クラスメイトのお家で

 クラスメイトのお家で

語学センターなので、様々な国の学生がフランス語を学びに来ており、授業内ディスカッションの際には各国の文化や習慣の紹介を交えながらフランス語で話し合うので、フランス文化に加え、その他の国の文化理解にもつながり、私にとっては非常に興味深い時間です。

<日々の生活について>

モンペリエに来て約3か月になりますが、当初に比べればこちらの生活にもだいぶ慣れてきたかな、という気がします。授業が早く終わる日には、一人暮らしをしている友達の家を訪れ一緒にご飯を食べて夜までおしゃべりしたり、週末には電車に乗って皆で遠出したり、と充実した日々を過ごしています。

フランス語に関しては、まだ苦労することが度々あります。私は現在ホームステイをしているのですが、マダムの話すフランス語はとても早く、その上話題もころころと変わるのでまず何の話をしているのかを理解するのに常に必死です。また、ホームステイをする中で、その家庭独自の決まりや習慣に驚き、戸惑うこともしばしば、、、。(私はホストからシャワーは5分を目安に、と言われました!)

フランスでの生活は私にとって毎日が新鮮で、楽しくもあり大変でもありますが、留学というこの機会を存分に活用し、かつ、これからも自分のペースで焦らず色々な事をこのモンペリエで吸収していこうと思っています。

 ライフセーバーの世界大会を観戦

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コメディ広場近くの並木道

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