2013年11月6日(水)
東郷ゼミではこれまで大修館シェイクスピア・シリーズを和訳しながら精読する、という極めて古典的かつ伝統的な授業内容でした。そのやり方もとても大切だと思うのですが、いかんせん学生たちが眠くなったり、結局頭に何も残っていなかったりするのが悩みの種でした。そこで今学期からは、毎回、短い場面を2人から6~7人のグループに分けて、読み合わせからはじめて、自分たちで演出を考えて実際に演技をしてみて、どうしたら面白い演出になるかをみんなで考える、というやり方に変えてみました。初めての試みなのでまだ試行錯誤の最中ですが、クラスの雰囲気はとても良いです。やはり演劇には仲間を作るというとても得がたい力があるようです。写真は6日水曜日の授業風景です。ふたつのグループに分かれて練習しているところです。今学期扱っている作品は『夏の夜の夢』。写真の中で学生たちが練習しているのは職人たちが最初に集まって芝居の配役を決めている場面です