「演劇入門」高萩宏氏

学科長日記-「演劇入門」高萩宏氏

<高萩宏氏の講義風景>

2012年11月23日(金)勤労感謝の日

 勤労感謝の日であったにもかかわらず上智大学では平常授業だった。これは文部科学省の基準が厳しくなって、最低でも14週は授業回数を確保しなくてはならなくなったからだ。

 さて、本日の5時限目の「演劇入門」では東京芸術劇場副館長の高萩宏氏を講師にお迎えした。3人ずつに分かれてのワークショップ形式のエクササイズは新鮮な内容で、学生たちも楽しんでいた。「芸術は社会を変える」というメッセージがとても印象的だった。

 高萩さんといえば、野田秀樹氏と学生時代から夢の遊眠社で活動を共にして来た方としても知られている。制作者として多くの演劇人に大きな影響を与えてきた方だ。そんな有名人の講義を直接聴けたのだから、今年の受講生たちは本当に幸運だ。個人的には昔話をもっと聴きたかったのだが、きっと過去は振り返らないのだろうな、と思った。