こんにちは!ドイツ語学科三年の高橋里佳です。私は今、オーストリアのグラーツ大学に留学しています。
グラーツはオーストリアの第二の首都と呼ばれていますが、とても小さな町です。しかし自然が豊かで、人々は優しく、とても素敵な住みやすい町です。地理的にはウィーンの南に位置し、グラーツからウィーンまでは電車で二時間半ほどです。
グラーツ大学はバディーの制度が整っていて、私は日本を出発する前からバディーと連絡を取ることが出来たので、心配なことも事前に相談出来てとても良かったと思います。また、到着してからの色々な手続きも全て把握して手伝ってくれたのでとても助かりました。
グラーツ大学には残念ながら日本語学科はありません。一応日本語を学べる語学コースはあるのですが、初心者向けのものが2つか3つといった感じです。しかし大学で日本語を学んでいなくても日本に興味を持っている、あるいは日本に留学していたという人にたくさん出会い、とても驚いています。例えば、私のタンデムパートナーは大学で日本語を学んでいるわけではないのですが、以前から日本のアニメやゲームに興味があり、いつかは日本に留学してみたいと独学で日本語を勉強しています。また、私は大学でバレエのコース(サークルのようなもの)を取っているのですが、そこでも日本に留学してたという人に出会ったりして、身近に日本に興味を持っている人がこんなにいるのだと知ってとても嬉しいです。
大学で取っている講義についてですが、私は主に語学のコースをいくつか取っています。日本人以外の人に囲まれて英語を学べる機会も日本ではあまりないと思ったので、英語のコースも取っています。私以外はヨーロッパ出身の人で私よりよくしゃべれますが、そんな中で英語を使うということはとても貴重な体験です。ドイツ語のコースでもみんな意欲的で、特にプレゼンなどをやると、しっかり準備してどう聞き手を引きつけるかなどを考えているかがわかり、とても刺激を受けます。また留学生は比較的どの講義も取ることができます。私はMusikologie(音楽学)の講義を音楽大学で取ったり、異文化コミュニケーションの講義を取ったりしています。
グラーツへ来て5ヶ月が経ちました。寮での生活にはにはすっかり慣れ、たくさんの素敵な友達ができ、一緒に旅行をしたり、ご飯を食べに行ったり、趣味のバレエとピアノも続けられていて、とても充実した日々を送っています。こんなに恵まれた環境に、本当に感謝しています。ドイツ語も、友達との会話やチャットで毎日鍛えられています。始めの頃は間違えることを恐れてなかなか話せなかったのですが、今はあまり気にせずにしゃべっています。まだまだたくさん間違えますが、友達はしっかり聞いてくれるし訂正もしてくれるので、これからも自分から進んで話すように努力していきたいです。
残りの時間を無駄にしないよう、このような環境で学べることに感謝し、これからもたくさんのことを吸収し成長していきたいと思います。