熱心な学生に囲まれて

白石里佳

こんにちは。外国語学部ドイツ語学科三年の白石里佳です。3月よりテュービンゲン大学に交換留学生として来ています。

まずはこの街について簡単に紹介します。テュービンゲンはドイツ南西のバーデン=ヴュルテンベルグ州に属し、シュトゥットガルトから電車で一時間ほどの距離にある大学街です。街の間のネッカー川を中心に旧市街地や大学が集まっており、とても落ち着いた場所です。ここの地方はSchwabenと呼ばれており、ちょっとした方言などもあります。

「大学街」と言われている通り、学生の数が非常に多く、道行く人のほとんどが学生と言っても過言ではありません。また留学生も多いため、街の人達も留学生に対する理解があり非常に助かります。

大学ではドイツ語のコースの他にも様々な学科の授業が取ることが出来ます。現在私はドイツ語の授業と、以前より受けたいと思っていた第二言語習得の授業や、日本語学科が開講している政治や社会についての授業を受講しています。

他の国から来ている留学生もそうですが、ドイツ人の学生は非常に熱心で意欲的だと感じました。学生間で様々な話題について議論をし、質問や意見があればすぐに手を上げて発言、そして積極的に自分のやりたいテーマのプレゼンテーションをするなど日本の学生も見習うべき点も多いです。そんな彼らの姿を見て私も頑張らなくては、と日々感じさせられます。

ドイツに来て早くも四ヶ月が経ちました。生活にも慣れ、タンデムパートナーや同じ寮に住む人、そして友人達に囲まれ楽しく過ごしております。日本語学科の学生によるイベントが定期的に行われているため、それに参加することで多くの人と知り合い、ドイツ語を話す機会も増えます。また、様々な国の文化も他国の留学生との接触を通じて学ぶことが出来るので非常に興味深いです。

あと数周間で春学期も終わり、時間があっという間に過ぎてしまうという事を改めて感じています。自分が残りの期間でどれだけ学べるかは分かりません。それでもこのテュービンゲンという素敵な街に留学するという機会を与えて下さった先生方や家族、友達に感謝し、有意義な留学生活を送れるよう切磋琢磨して頑張ります。

shiraishi