ハレの回し者ブログ

渡邉梨央

こんにちは!ハレに在外履修中のドイツ語学科2年渡邉梨央です。

ハレと聞くとあまり印象が湧かない人がほとんどだと思いますが、実はハレはとても良い街です!大都市ではないため、ベルリンのように誰もが知っているお店が街中に溢れているわけではありませんが、トラムで10分ほど行くとちょっとした繁華街があり大抵の物はそこで揃えることが出来ます。寮の近くにもスーパーが3つほどあり、歩いても行くことが出来るので生活に困ったことはありません。また、トラムに乗った時や近所を散歩している時に年配の方が多いと感じることから分かるように、街自体がとても落ち着いた雰囲気で過ごしやすく、ちょうど良い具合の田舎っぽさが私は気に入っています。ハレで1か月ほど生活してからわかったことですが、実は街中には映画館もあり、そこで売っているチーズナチョがとても美味しく今でもたまに夢に見るぐらいなので、将来ハレを在外履修先に選ぶかもしれないセンスのいいあなたは是非行って面白い映画でも見てくださいね!余談ですがハレはコロナ禍でもクリスマーケットを開催していたドイツでは数少ない都市です!本当に良い街です!!是非!!!!!

2021年ハレのクリスマーケットの様子①

2021年ハレのクリスマーケットの様子②

〈ドイツ人との交流と私の限界生活〉

さて、私はあまり文章が得意ではないので既にブログを書いている人のように私がドイツで3か月ほど過ごしてみての感想を上手く伝えられるかは分かりませんが頑張って書いてみます!

まず私は留学に来る前は「半年間で出来る限り、ドイツ人と会話し、ドイツ語で会話が滞りなくできるようになる」ことが目標でしたが、日本ですらしたことがなかった一人暮らしを突然ドイツですることになり、最初の1,2か月の間はドイツ人との出会いを探すよりも目先の生活をなんとかこなしていくことが精一杯で、語学力の成長は二の次になってしまっていたように感じます。ハレ大学が斡旋してくれたバディも、とても頼りにしていたのですが、ハレに到着して1週間も経過しておらず土地勘が全くと言っていいほどなかった時に「今日はトラムが止まっているから今日の留学生イベントに参加したいならルームメイトに自転車を借りるか、歩くかして街の中央まで来い。そしたらそこから会場までは一緒に行ってやる」と夜7時の30分徒歩を強いてくるなど、初めの1か月間は想像の1億倍ホームシックに困ることになりました。(今はアイススケートを一緒にし、レストランやカフェに一緒に行くくらいには仲良くなれました!)しかし、しばらくして参加することが出来た留学生イベントで韓国人の女の子2人と知り合うことができ、その子たちのバディも含めて毎週水曜日にお互いの国の料理を振る舞い合う楽しい時間をスタートさせることが今は出来ているのでオールオッケーという気持ちです!

毎週水曜日のInternational night

ドイツ人姉妹が作ってくれたFrikasseeという料理

〈正直な自分の語学面での成長レビュー〉

次にドイツで3か月過ごしてみた語学面での成長について振り返ってみようと思います。実際のところ、私のドイツ語も英語もまだまだ拙いと思います。しかし、ドイツに到着した時よりも、駅で流れるアナウンスや店員さんの言っていることが理解できるようになっているように感じ、「もっとドイツ人の言っていることが理解できるようになりたい」「自分の思っていることを表現できるようになりたい」という風に語学勉強へのモチベーションは確実に日々大きくなっているように思います。今は冬休み中なのでタンデムはお休みしていますが、冬休みが明けたらまた、タンデムパートナーと週一回ペースで会えるようになるので頑張りたいと思います!私のタンデムパートナーは毎週ハレやライプツィヒ市内のおすすめのカフェに連れていってくれるので、それも私のドイツ語学習の大きなモチベーションの一つになっています!

〈ドイツに来てから感じる自身の変化〉

次は私がドイツに来て感じた自分自身の変化を書きたいと思います。まず一つ目は「フットワークが軽くなったこと」です。日本にいる時は極力外に出たくなかったので家に引きこもって1人で過ごす時間が多かったのですが、ドイツに来てからは出会いを大切にしたいという思いからか、突然誘われても用事がなければ行くというような、3か月前は想像も出来なかった自分になっていて自分で自分に日々驚いています。また、ドイツ各地にいる他の在外履修生に会いに行くついでに色々な場所を観光しているのですが、5時間ほどの移動では長いと感じなくなったことにも自身の感覚の変化を感じます。2つ目は「良くも悪くも図太くなったこと」です。住民登録が上手くいかなかった時や洗濯機が使えなかった時、電車の乗る方向を間違えて夜11時過ぎに人のいない駅に取り残された時なども「まあなんとかなるだろう」の精神でなんとか乗り越えてきました。喫煙者の多いドイツでは歩きタバコをしている人も多く、歩いていると必ず一回はタバコの煙を浴びることになりますが、日本にいた時では考えられないくらい軽く受け流せるようにもなり、「強くなったなあ」と自分に感じることがドイツ生活ではたくさんあります。

最後に、私はこれまでのドイツ生活を概観すると「人に頼る力」が一番育ったように感じます。困ったらバディや現地で知り合った日本人留学生、大学の先生、ドイツ人の友人などすぐに周りの沢山の人たちに相談して助けてもらってきたと思います。日本にいた頃は、どうしても一人で解決できなくなってからやっと人に助けを求めることが多かったため、すぐに人に頼れるようになったことは個人的には大きな成長だと感じています。また、周りに頼れる人たちがいてくれるありがたさを日々痛感することになったことで、自分がいかに人に恵まれているのかをより強く認識できるようになったこともドイツ生活で獲得できた大きな成果であると感じています。ドイツでの残りの生活は2か月弱しかありませんが頼り、頼られながら精一杯楽しんで過ごしていきたいと思います!!