ハンブルクでの生活

齊藤夏芽

Moin! はじめまして、ハンブルクに留学している齊藤夏芽です。ドイツでの生活を始めて3ヶ月半が経ち、留学生活も残りわずかになってしまいました。3ヶ月半でドイツ各地を訪れましたが、ハンブルクは他都市よりも比較的気温が高いように感じます。実際、雪が降り積もったのはクリスマスの時期だけでした。ハンブルクはほとんど曇っています。しかし、前回のブログで渡邉さんが言っていましたが、ハレと同じように、ハンブルクもコロナ禍でもクリスマスマーケットを開催できた数少ない街の一つです!!!また、中心地に出向くと港町らしさを存分に味わえます。アルスター湖を眺めながらタピオカやアイスを食べるという経験は、ハンブルクでしか味わえないでしょう!!!また、ハンブルク市庁舎は、個人的に一番お気に入りの市庁舎です。写真を載せましたが、特に市庁舎と湖の景色が素敵で、通るたびに写真をとってしまいます。

市庁舎と湖

クリスマスマーケットの様子

ハンブルク大学日本語学科は、留学生サポートが整っています。例年10名ほどいる日本人留学生が今年は3人だったことも重なり、驚くことに私には3名のサポーターがついてくれました。私の留学生活は、この3名のサポーターなしには成り立ちませんでした。住民登録や滞在許可取得までの全てにおいて面倒を見てくれただけでなく、DB(ドイツ鉄道)チケットの買い方や乗り方を教えてくれたり、ハンブルクの一押しスポットに連れて行ってくれたりなど、ドイツ生活のあらゆることを手助けしてくれました。とても感謝しています。ドイツ人の友人と遊ぶと、高確率で長時間のお散歩をすることになります。クリスマスの時期、チューターの家でクッキーパーティーをした際、散歩に行こうと誘われました。お昼になっても霜が溶けないほど寒い日だったため、30分くらいだと思い込んで歩いていたのですが全然家につかず、気づけば1時間半以上も散歩していました。ドイツ人がいう散歩時の「あと少し」は、30分だということを学びました。また、これは私の周りだけかも知れませんが、ドイツ人はタピオカと中華料理が好きな人が多いです。ドイツ人からタピオカを飲みに行こうと誘われることが多いですし、街中にもタピオカのお店が多くあります。中華料理も同じです。どちらも、日本よりもドイツで食べる機会がたくさんあります。意外な一面だと感じました。

日本人留学生で企画した日本食パーティーでの書き初め

肝心のドイツ語授業についてです。私は、A2.2, B1.1, B1.2レベルの授業を受講しています。プレイスメントテストの結果だとオンライン授業のA2.2のみだったのですが、チューターや日本語学科の先生、ドイツ語授業の先生に交渉し、幸運にもB1.1, B1.2にも参加させていただけることになりました。B1.1, B1.2は同じ先生なのですが、日本に10年以上住んでいた経歴があり、授業のところどころで日本にまつわる話を自身の体験と共に話してくださいます。たとえば、日本らしい一面として電話越しであってもお辞儀をしているサラリーマンの話や携帯会社の日本とドイツの対応の違いなど、外国人視点での日本を知ることができ、非常に興味深かったです。日本語も流暢に話すことができ、直接質問をしに行くと日本語で説明してくださるなど、とてもよくしてくださいます。

私がドイツ生活で身についたと感じるものは、チャレンジ精神です。留学前であれば、「どうせ」という言葉で簡単に諦めてしまっていた可能性があることも、ドイツでは、せっかくの留学で後悔したくないという想いから自分ができることを精一杯するようになりました。B1.1, B1.2のドイツ語授業についてもそうですが、初めはテストの結果だけで授業を決めるという規定でしたし、テスト結果以上のクラスを履修することに対する不安もありました。しかし、半年の留学を充実させるためにも、ドイツ語学習に対する自分のモチベーションを上げるためにも、まずは授業に参加し挑戦してみようと決心することができました。精神面で大きな成長ができたと思います。先週、全ての授業が終わりました。周りの友人に感謝しながら、残りの生活を過ごしたいと思います。