コロナ禍でのベルリンライフ

森重真実子

Hallo~😉
現在ベルリン自由大学で在外履修をしています、ドイツ語学科の森重真実子です。
ドイツの他都市と比べると比較的温暖なここベルリンでも、今朝雪が降りはじめました。「寒い、寒い」と言っているうちにもうこんなに月日が経ったのか、と痛感している今日、ベルリンライフについて正直に振り返ってみたいと思います。この文章を読んでいる、ということはドイツやベルリンへの留学を考えている、ドイツ語学科に関心がある方だと思いますので、少し稚拙な文章かもしれませんが、参考にしていただければ幸いです:)

☝夜のブランデンブルク門

コロナ禍でのベルリンライフ

ベルリンで暮らし始めて3カ月になり、ここでの生活にも慣れ始めてきました。周知のとおり、ベルリンは大都市なので交通網が発達しており、日本にいた頃から「電車5分待ち」でさえ不便に感じていた私にとってはとてもありがたいです。そしてスーパーもドラッグストアも家から1分もかからないところにあるので、買い出しも非常に楽です。しかし、移民や外国人学生を多く受け入れており、人がごった返すベルリンでは、よくも悪くも、私のように英語もドイツ語も拙い状態の人であっても、特別扱いされることはありません。もたついていたらイライラされることもあります。ただでさえ大変な生活であるのに、コロナ禍でさらに苦労することは多いです。例えば、ワクチンのデジタル接種証明書を発行してもらう際にも、見慣れない日本の接種証明書だからか「分からない」の一点張りであったり、「あなたはEU圏ではなく、アジア圏の者なので発行できない」と言われてしまったりして、いくつかの薬局を回ることになりました。正直、人によって言うことが違っていて、何が正しいのかも曖昧なので、最終的には強く自己主張したところ、発行してくれました。そして現在、変異株の影響で、お店に入るのにデジタル接種証明書の提示が必要になったり、授業前にテストを受ける必要が出てきたり、オンライン授業に変更されたり、と心配な状況が続いています。しかし、そんな大変な生活の中でも得られたことはあります。日々変わっていく状況を理解しながら滞りなく生活するための、リサーチ力、自己主張する勇気、行動力は日本にいた時より自然と身につきました。正直、語学力よりもこのような力が身についている気がします。

ドイツ語クラスの様子

クラスにはアメリカ・イギリス・フランス・インド出身の学生が多く、他にもエジプトやシリア出身の学生もいますが、アジア出身の学生は2人しかいません。そのためか、私は他の学生の名前を未だに憶えられていないのにも関わらず、皆私の名前を覚えてくれています。授業の雰囲気としては、どんなに簡単なことでもすぐに質問し、先生の話を遮ってでも発言する、非常に自由なスタイルです。そして、自分以外は英語を不自由なく話すことができるので、休み時間の英語の会話にはなかなかついていけないことが多いですが、英語とドイツ語を交えてなんとか話しています。また、自分以外は法律、化学や政治学など他の学問をメインで学んでいて、その傍らでドイツ語クラスを選択しているようなので、私が「ドイツ語を専門で学んでいる」と伝えると驚かれます。ベルリンにいる外国人学生は当たり前のように2か国語、3か国語話すことが出来る人が非常に多いので、言語を専門で学んでいるのは不思議なのかもしれません。私は、英語もドイツ語も拙いので、コンプレックスに感じてしまう瞬間がありますが、周りの学生たちは優しくて、私の英語やドイツ語をくみ取ろうとしてくれるので、そのような人たちとコミュニケーションが取れた瞬間はとても嬉しいです:)

最後に…ドイツでの休日満喫ライフ

ベルリンには、東京と同じく大型ショッピングセンターが多くある一方で、歴史的遺産、博物館、美術館、オペラやコンサートが上演されている施設もたくさんあり、楽しみながら教養を深めることができます。毎週のようにどこかに出かけていますが、それでもまだまだ行きたいところがたくさんあります!学生料金が適用されますし、日本にいては当然経験出来ないことなので、ベルリンにいる間に出来るだけ多くの場所に訪れたいと思っています。さらに、空港は都心から30分程電車に乗れば着く場所に位置していますし、中央駅には国内の他地域、加えて国外に向かう電車も多く発着しているので、ちょっとした遠出も気軽にできます。交通費やホテル代は少しかかってしまいますが、日本にいた頃に海外旅行でかかっていた費用と比べると、比にならないほど安く行くことが出来るので、コロナの蔓延状態に鑑みながら、ベルリンライフ・ドイツライフを楽しみたいと思っています!!

☝ベルリンのSTAATSOPER 学生料金でオペラを見ることが可能です😊

☝旅行先のハンブルクにて