触れ合い

徳田杏樹

Guten Tag!
ドイツ語学科3年生になった徳田杏樹です。現在、ドイツのノルトラインヴェストファーレン州にある、ボンという街に留学しています。

ボンは、旧西ドイツの首都であり、ベートーベンの生まれた街であり、みなさんご存知のグミHARIBO発祥の地でもあります。そして、いまの季節のボンは桜が満開に咲いています!ボンはドイツの中でも桜で有名なんです。(^_^)

ボンでの留学生活は、大学側のサポートも手厚く、多くの国からの留学生と知り合うことができとても充実しています。

私のボンでの生活ももうすぐ2ヶ月が過ぎようとしていますが、その中で感じたのは街の人々の優しさです。基本的に誰でも困っている人がいれば助ける、という精神なのか、私も何度か通りすがりのドイツ人に助けられました。初日に寮の前まで送ってもらい、寮に入ろうとしたら、なんと鍵が開かずうろうろしていたのを、通りすがりの人に助けてもらったり、DB(ドイツの国鉄)が遅れ、乗り継ぎができなかったときも隣の席の人に助けてもらったりなど、全く知らない人でも困っていれば何か力になろう、という気持ちを持っているようです。今回の経験でもし日本に帰った時、困っている外国人を見かけたら声をかけて助けてあげよう!と思いました(笑)

また、留学に来て感じたのは日本のことをよく聞かれる、ということです。授業中でも友達と話していても、「日本ではどうなの?」と聞かれることがとても多いです。いままで日本で留まっていた私は、そのような質問は少し戸惑ってしまいました。日本で生活していても、いざ聞かれると「えっと、どうだったけ〜〜?」と戸惑ってしまいます。ドイツのことについて勉強するのももちろんですが、日本のことについてももっと勉強したいなと考えさせられました。

そして、ボンには今までの上智からの留学生もおおく、ドイツ語学科の先輩を知っているドイツ人がたくさんいて上智のドイツ語学科のコミュニティの広さを実感しました。日本語を勉強しているドイツ人と、ドイツ語を勉強している日本人とのパーティーが定期的に開催されているのですが、そこでも前期の先輩を知っているドイツ人がいて、すごく不思議に思ってしまいました(笑)

私はそこでタンデムパートナーを見つけ、ドイツ語と日本語を教え合っています。日本語を勉強している外国人と触れ合うのはとても新鮮で楽しく、日本語の新たな発見もすることができて充実した時間になります。

これからこの街で、日本に帰った時に後悔しないような留学生活を送っていけたらいいなと思います。たくさんのことを吸収し、いろいろな人と触れ合い、たくましくなっていきたいと思っています。

a-tokuda