モントリオール留学の魅力

池田茜
私は今カナダのケベック州にあるモントリオール大学に交換留学に来ています。こちらに来て2か月がたちました。私が留学しているモントリオール大学は、生徒数、学科の数、校舎の広さ等何を比べても圧倒的な規模で、さすがカナダという印象を受けます。学期の始めには、キャンパスツアーもあるくらい広いので、始めは迷子になりました。

今学期は、大学付属の言語教育センターのフランス語集中講座と大学の普通の授業Introduction au Québecというものをとっています。こちらの授業は1コマ3時間と長いです。語学の授業は、週5日毎朝と週2日午後の授業もあります。毎日授業がありますが、先生方は平気で課題をバンバン出してきます。なので、宿題がない日は珍しいでしょう。勉強はそれなりに大変だという覚悟が必要です。授業内容は、オーラルコミュニケーションが中心でグループワークやプレゼンテーションの課題が沢山出ます。もちろん、文法のテストもあります。

フランス語の授業には、カナダに移住しに来た人たちがほとんどで様々な年齢の人たちが集まります。ここの授業を受けて感じたことは、皆フランス語を学びたいという意欲に満ち溢れているのはもちろん、何か希望に満ち溢れて生きているなというパワーを感じます。年齢にかかわらず、やりたいこと、好きなことがはっきりしていて、色々吸収しようという貪欲さを感じます。そのような環境の中にいると、自分は何がしたいのか、何ができるのか、何ができないのか等見つめなおす機会にもなりますし、なにより私も人生を満喫しようという気持ちになります。そのような気持ちになるのは学内だけではなく、日々の生活の中でも感じます。
 
クラス
mi-session終了時のクラスのパーティー
 
交流会
毎週水曜日に行われる日本語とフランス語の交流会の様子

私は、高校生の時フランスに1度留学しているので、フランスとは別のカナダという地域を選びました。ケベックで話されているフランス語はフランスのフランス語とは異なります。実際来てみると、想像していたよりも違いに驚かされます。ですが、フランスのフランス語が学びたいという人!フランス人留学生が沢山いるので安心してください。とは言いますが、私はケベッコワと呼ばれるフランス語もすごく魅力的だと感じました。また、ケベッコワを学ぶというのは、フランス語の新たな一面に気付ける機会にもなります。

私にとってのモントリオールの魅力は、「違う」ということがこんなにも当たり前で違和感がない場所は他にないのではないかと思える点です。まだ来て2か月ですが、すっかり街になじんだような安心感を覚えます。それは、モントリオールは移民が多く、性別や人種、宗教などに寛容な都市だからだと感じます。そして、ここにはたくさんの出会いの場があります。学内の団体はもちろん、学外にも沢山の団体があるので、どんどん友達の輪が広がっていく楽しさがあります。ほかの留学先でもそうだと思いますが、自分の行動次第で世界は広がるし、狭まるのだという当たり前のことを実感できます。モントリオールで、新鮮な日々を過ごせていることに感謝しつつ、残りの日々も満喫したいと思います 。
 
Niagara
 
Randonne
Clef des champsという学生団体での旅行の写真 ナイアガラと山登り