皆さん、こんにちは。私の専門は国際政治学です。国は自分をどう守るのか、他国を脅かさずに安全保障を追求する方法は何か、といった問題について、フランス外交を中心に据えて研究しています。大学で教える前は、外交の実務を経験したくて、外務省の専門調査員(在ベルギー日本国大使館)などをしていました。実務や研究で得てきたものだけではなく、皆さんと同じ大学生そして大学院生の時代の大半をフランスで過ごした留学経験についても、いろいろシェアしていきたいと思っています。授業で、ゼミで、お会いできる日を心待ちにしています!
自粛生活の中でも、フランス語やフランス文化に触れる方法はあります。映画はその手段の一つです。国際政治学とは関係ありませんが、次の映画(1つはTVドラマ)が私のおすすめです。
(1)『アメリ』(Le Fabuleux destin d’Amélie Poulain, 2001)
(2)『プライスレス』(Hors de Prix, 2008)
(3)『ラクダと針の穴』(Il est plus facile pour un chameau…, 2003)
(4) Fais pas ci, fais pas ça(TVドラマ(コメディ)です。日本語版はないかもしれませんが、ネット上で見られます)
国際政治学については、まず日本語で、エマニュエル・マクロン大統領が大統領就任前に書いた『革命』を読んでみてください。39歳でフランス大統領に就任したマクロン氏の思想、知性、野心に触れることができます。年上のブリジット夫人との関係も垣間見えますし、外交分野のいろいろな問題についても分かり易く書かれています。