アスタナ万博2017でアテンダントをしています!

ロシア語学科 4年
東谷 友里恵

 こんにちは、学科生4年の東谷友里恵です。今私は、中央アジア・カザフスタンの首都アスタナで開催されているアスタナ国際博覧会の日本館アテンダントとして働いています。 アスタナ万博は、「未来のエネルギー」をテーマに挙げた中央アジア初の万博で、6月10日から9月10日にかけて開催されています。その中で日本館は、「Smart Mix with Technology〜オールジャパンの経験と挑戦〜」をテーマに日本がどのようにエネルギー問題に向き合ってきたか、その取り組みや技術について映像や展示で紹介しています。

 

写真は筆者

写真は筆者

 日本館アテンダントの仕事の内容をご紹介しますと、お客様の入り口でのお出迎え、日本館についてのご説明、各エリアでのお客様誘導、エリア・展示物のご説明などの業務をローテーションで行なっています。接客時の使用言語は、ロシア語と時々英語・日本語、挨拶はカザフ語。カザフスタンでの公用語はカザフ語とロシア語ですが、現在カザフスタン政府はカザフ語を「国家語」として推奨しています。そのためか、開幕前のテストオープンの際、ロシア語で接客していた私たちに「何故ロシア語で話しているんだ!ここはカザフスタンだぞ。カザフ語で接客するべきだ!」というお声を複数のお客様からいただきました。それ以来、カザフ語と日本語でご挨拶やご案内をしています。いくつかのフレーズをカザフ語で話すだけでも、現地の人にとても喜んでいただけます。業務中はアテンダント同士、マネージャー、ディレクターとのコミュニケーションはほぼ100%日本語です。

 

日本館へのアプローチ

日本館へのアプローチ

 アテンダントは、先程紹介した一般のお客様に対する接客を担当するサービスアテンダントと、VIPの賓客接遇を行うVIPアテンダントに分かれています。私はVIPアテンダントを担当しているのでそちらの業務もご紹介します。VIPのお客様をお出迎え、VIPルームでの芳名帳・お茶出し、館内のアテンド、記念品の準備・お渡し、お見送りが主な業務です。お忙しい方が多いため丁寧かつスピーディーな接遇が要求されるので、常に頭と五感をフル回転させています。また、入口カウンターの受付もVIPアテンダントが担当しています。急な英語での対応も多く、ここ数年ロシア語漬けになっていた私は対応中眉間にシワが寄らないよう必死です。 お客様の反応やエリアの雰囲気が、アテンダントの対応やトーク次第でガラリと変わるのがこのお仕事の面白いところです。既に会期は折り返しましたが、残りの期間も人とのコミュニケーションを楽しみながら、お客様にとっても私達日本館チームにとっても一生の記憶に残る時間を作っていこうと思います。