みなさん、こんにちは!そして初めまして!イスパニア語学科4年の齋藤加奈です。わたしは2019年の9月から半年間、カタルーニャ自治州・バルセロナにあるバルセロナ自治大学に交換留学をしました。
わたしがバルセロナを留学先に選んだ理由は、カタルーニャ独立問題をカタルーニャ人の視点で見てみたいと思ったからです。みなさんの中にも、報道番組等で過激なデモの映像をご覧になった方がいらっしゃるのではないでしょうか。きっとカタルーニャ自治州やカタルーニャ人に対し恐怖を抱いた方もいらっしゃるかもしれません。しかしみなさんに留意していただきたいのは、メディアが伝えていることが全てではないということです。実際デモ隊が暴徒化することは滅多になく、また過激な行為を行う人間が独立支持者ではないことも多々あります。独立派を支持する人々の意見を聞く中で、同じ独立派と言っても、到達目標や独立を望む背景・目的に多様性があることを理解することができました。
大学では通訳・翻訳学科に所属していました。語学科目と並行して、同じ学部のアジア学科の開講科目を履修することを通し、イスパニア語をビシバシ鍛えられました。初めは授業についていけず、半泣きで講義を録音し、帰宅後何回も聴き直していました(笑笑)。すると徐々に力がついていき、授業中に講義内容を理解し、ノートを取ることができるようになりました。いつも現地の友人にノートを見せてもらっていたのですが、いつの間にか立場が逆転し、友人にノートを見せるようになった時はとても嬉しかったです。留学を志されているみなさん、初めは大変ですが何とかなりますから、頑張ってください!
休暇中には、上智大学で知り合ったアルバセテ出身の友人の実家にお邪魔していました。友人家族ともすっかり打ち解け、お母さんととても仲良しになりました。今でも月に3度はWhatsAppでビデオ電話をしています。これはわたしの失敗談なのですが、滞在中に日本食を作るように頼まれたことがあります。わたしは料理が苦手でしたが、なんとかなるだろうと思い、うろ覚えのレシピを基に調理したところ、それはそれは恐ろしいものが出来上がってしまいました。それ以来わたしはキッチンに立たせてもらえなくなりました(笑)。留学に行くみなさん、何か一品作ることができるようになっておいた方が良いかもしれません。