おはようございますこんにちはこんばんは!
私は在外履修で9月から半年間、ドイツのエアフルトに留学しています。私の留学生活も残り少なくなってきました。いよいよドイツでの生活に終わりが見え、時間の流れの速さに驚きを隠せません。
振り返ると私の留学生活は、楽しかった?と聞かれて素直に、「うん!」と首を縦に触れるようなものではなかったです。(笑)
いわゆるホームシックになっちゃったんです。しかも半年間まるまる(笑)ホームシックって一時的なものだと思いますよね。私もそう思ってたんですけど、私の場合は半年間ほぼずっとホームシックでした。
実際そうなっていた時は辛くて仕方がなかったのですが、もうすぐ終わりを迎えるいま、振り返ってみるとそうなるのは必然だったのかも、と思います。
私はちょうど9月中旬に渡独しました。慣れない環境のなかで授業ではドイツ語を聞いて書いて話す日々。一方では他の国の留学生と英語で話す日々。私はドイツ語も英語も他の留学生に比べると上手ではなかったので、コミュニケーションを取るのが本当に大変でした。最初は必死に頑張っていたので、友達もでき、コミュニケーションを取ることに楽しみも覚えていました。ハイキングやドイツのカラオケというものにも行きましたよ。それはそれは日本とは全然違うカラオケで軽いカルチャーショックでした(笑)どんなものだったかは行ってからのお楽しみです。
しかしだんだんと、なんでしょう、ちょっとした燃え尽き症候群なのかもしれません(笑)友達と会う頻度が高くなるほど、会話についていけなくなることも増え、それがだんだんと辛くなってしまい、話すことが億劫になりました。それに加え、日本にいる家族や仲の良い友人に会えないこともとても辛く、「なんで留学来ちゃったんだろう」「もう誰とも話したくない」と部屋に引きこもってしまうことが増えました。授業と寮の行き来しかせず、たまにスーパーに行って晩御飯のおかずを考えることだけが楽しかったです(笑)しかしそれも次第に、唯一の楽しみだったスーパーに行くのも嫌になり、ご飯も食べたくない、外にも出たくない、ただただ部屋でぼーっとすることが増えました。朝起きて授業だけ参加し、終わったらほぼ誰とも話さず寮に戻って寝る。そんな生活が約2か月弱続いてしまったと思います。友達に遊びに誘われてもほとんど断ってしまい、せっかく出来たタンデムパートナーとのタンデムすらもしばらくはたくさん出来ませんでした。本当にごくまれに出かける程度でした。SNSで他の留学生が頑張っている姿や、日本にいる友人たちが楽しそうにしているのを見て、焦りや孤独感を感じ、「頑張らなきゃ」って思っているのに体と心がついていかず、どうしようもない気持ちでいっぱいでした。
でも今考えるとその経験って、実は誰しもがしうる経験なのだと思います。留学って、語学を学ばなければいけない!沢山の人とコミュニケーションを取らなければいけない!って、そればかりに気を取られがちです。もちろんそれもとても大事な部分です。でもきっとそれだけじゃない。留学期間は、一人で異国で生活し異文化に触れて、家族や友人と離れて生活して、自分自身とコミュニケーションを取る、そんな時間であってもいいのではないかな、と私は思います。(こうして思えるようになったのはしばらく経ってからです(笑)当時は誰とも話そうとできない自分に苛立ちや焦りを隠せませんでした。)
日本にいたころはそんな風に自分と話すことが出来ないくらい忙しい毎日を過ごしていました。しかし留学期間は時間がたっぷりあります。実際に私はこの留学期間中、自分と沢山話をしました。私はどういうことが好きで嫌いなのか、何がしたいのか。こうして、自分と話して考えたことや気付いたことは、留学をしたからこそ得ることが出来たものだと私は思います。
私は最後までホームシックが消えることはありませんでした。早く日本に帰って大好きな家族や友人、愛犬にもとても会いたいです(笑)お寿司も食べたい(笑)
しかし、自分の中で少しずつドイツに来た意味を見出せるようになってから、引きこもることは少なくなりました。友人と頻繁に会ってタンデムをしたり、一緒に弾き語りをしたり、ドイツの料理を教えてもらったり。少しずつ楽しいことも増えていきました。今は日本で、教えてもらったドイツ料理を作るのをとても楽しみにしています。
実はこれを書いているのは帰国5日前です。最後の一週間が一番忙しいように思います(笑)1日中街を散策して、友人と会って、ドイツ料理を食べて、お土産を買って。少しだけ、自分の留学していた街に別れを言うのが寂しい気持ちもあります。しかし私に様々な経験をさせてくれたこの街にとても感謝しています。いつかまた来れたらいいな、きっとその時見る景色は今と違って見えるのだろうな、とそんな気持ちです。今は、留学することが出来て本当に良かったなと思います。
最後になりましたが、拙く少し暗い内容の文章になってしまったことをお詫びするとともに、最後まで読んで下さった方に心より感謝申し上げます。このブログが少しでも誰かの支えや助けになれたら嬉しく思います。本当にありがとうございました。