留学先での日常

米山真由

皆さんこんにちは!ドイツ語学科2年の米山真由です。在外履修で10月から半年間、デュイスブルクに留学しています。このブログでは留学している間の普段の生活を紹介しようと思います。

▪ドイツ語の授業
ドイツ語の授業が、私がメインで受けている授業です。レベル分けテストを受けて今のレベルに入ったのですが、正直ついて行くのが精一杯です。文法は上智で習ったのでわかるのですが、他の国から来たクラスメイトはたくさん話せるのです。彼らは自分で言葉を選んで、ドイツ語を口に出すことに慣れているのだと思います。私も積極的なところを見習いたいです。

▪日本語の授業
日本語コースのドイツ人学生が受けている授業に毎週参加させてもらっています。グループワークなどの時に手助けをするのはもちろんですが、改めて正しい日本語を見つめ直す機会になっています。漢字の成り立ちや助詞の使い分け、動詞の活用などを体系的に説明していて面白いです。参加しているのは1年生の授業なのですが、1年生は日本語をまだ3ヶ月程しか勉強していないのにすごく伸びが早いです。最初は自己紹介がやっとだったのですが、今では日常会話の半分は日本語でできるのではないかと思うほどです。こんなに伸びが早いのは授業数が多いのはもちろん、家でもたくさん勉強すると言っていますし、何より楽しんで勉強しているからだと思います。私もドイツ語を頑張ろうと思わせてくれます。

日本語の授業の様子

▪タンデム
タンデムとは母国語を教え合うことです。私は週に4人のドイツ人とそれぞれ2時間程おしゃべりをしています。宿題を見てもらうこともあります。ドイツ語をたくさん話す、いい時間になっています。日本でドイツ語を勉強している間は生活の中でドイツ語を使う機会はほとんど無く、ドイツ語はいわば教科書の中の物でしかありませんでした。しかしドイツに来て生活し、タンデムを始めてから生きたドイツ語に触れ、「目の前のこの人ともっと話したい!」と思うようになり、ドイツ語のやる気が出てきました。ドイツに来たばかりの頃は正しいかどうか自信のないドイツ語を話すのを躊躇していましたが、今はこの人と話したいので自分のわかる範囲でとりあえずドイツ語を発する、ということに慣れました。私がこれまで関わった人は皆いい人で、私の言おうとすることを汲み取り、間違いを直し、私がわかるようなドイツ語で話してくれるので助かっています。タンデムはお互いがお互いの母語を学んでいるので切磋琢磨できて楽しいです。

▪アルバイト
住んでいるデュイスブルクの隣の街、デュッセルドルフにある寿司レストランでアルバイトをしています。拙いドイツ語ですが頑張って接客しています。このレストランはデュッセルドルフの旧市街にあり、ドイツらしい街並みに溶け込んでいますが中はモダンでスタイリッシュな和風です。お客さんはほとんどがドイツ人なので、お寿司をドイツ流に出します。どういうことかと言うと、味噌汁を前菜のスープとして出し、終わってからメインディッシュであるお寿司を出すのです。テーブル会計ですし、チップももらいます。だから「お寿司屋さん」というより„Sushi Restaurant“なのです。料理は、特にドイツ人好みの味に合わせてあるというわけではなく日本と同じ味です。日本の文化とドイツの文化が上手く融合している例だと思います。こちらではお客さんに「おいしかったですか」と聞くのが普通なのですが、皆さん「すごくおいしかった!」と言ってくれます。ドイツ語の練習でもあり、良い経験になっています。

寿司ランチ(私は日本人なので味噌汁を一緒に出してくれました)

以上が私のドイツでの日常生活です。休日は友達と寮で料理をしたり近くの街に出かけたりしています。最近は日本語クラスの友達とケルンの遊園地に行きました。

ファンタジアランドで

また時々遠出してロンドン、オランダ、ベルギーなどの国外にも行きます。

ここまで日本語とドイツ語の交流に適した環境の中で楽しく過ごしてこられました。残りの留学生活ではドイツでしかできないことを探してやっていきたいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました!