ドイツでの新たな生活

神林夏実

皆さんこんにちは、ドイツ語学科3年の神林夏実です。私はドイツのザールラント州で半年間の交換留学をしています。ザールラントという名前を初めて聞いた方も多いと思いますが、ザールラント州は、ドイツの中西部に位置し、フランスやルクセンブルクと国境を接しています。私はザールラント大学のドイツ語コースで、月曜から金曜の午前中に文法やコミュニケーションなどの授業を受けています。

ドイツに来てから早いもので2ヶ月が過ぎ、留学生活も中盤にさしてかかってきました。ここからは2ヶ月を振り返り、主に苦労したことと留学して良かったと思うことについて書いていきたいと思います。

他の方のブログにも記載されていたように、コミュニケーションに一番苦労しました。まずは英語です。留学する前は、ドイツに留学するのだからドイツ語をたくさん使うのだろうと思っていましたが、留学先の友達との会話はむしろ英語の方が多く、とても驚きました。英語が拙い私は、「どこで英語を習ったの?」と言われるくらい酷かったです……。言うまでもなくドイツ語でも苦戦しましたが、英語でもドイツ語でも、友達ともっとたくさん会話したい、というモチベーションがありました。そのために、現在はさまざまな留学生向けのイベントに参加し、友達との予定をたくさん入れるなどして、積極的にコミュニケーションを取りながら、語学力を向上しているところです。自分が日本人だということを伝えると、日本食に興味を持ってくれる友達が多く、一緒に日本料理や他国の料理を作り、食べながら会話をしています!

語学面で数々の苦労がありましたが、もちろん留学をして良かったと思うことも沢山あります。まずはヨーロッパ各地を旅行することができる、ということです。格安バスを利用することで、ヨーロッパ中を手軽に旅行することができます。また、上述したように、ザールラントはフランス、ルクセンブルクと国境を接しており、公共交通機関が乗り放題となる学生定期を提示するだけでその2カ国へ、行くことができます。私は同じクラスの友人と、週に1度、授業後にフランスを訪れています。

2つ目は、ご飯が美味しいところです。来るまでは、あまり期待をしていなかったのですが、ドイツには美味しいものがたくさんありました。特にクロワッサンを始めパンの美味しさに感動し、ほぼ毎食パンを食べています。おかげで体重は増えてしまいましたが、あと4ヶ月で美味しいものをもっと見つけていきたいと思っています。

友達にGulaschsuppe (英:goulash soup)というハンガリーのスープを作ってもらいました

そして3つ目は多くの出会いがあることです。特に日本にいる間から約一年、ずっと連絡を取り合っていたタンデムパートナーと、彼の住んでいるWürzburg(ヴュルツブルク)で会えたことが印象に残っています。彼にしろ、ザールラントの友人たちにしろ、多くの素晴らしい友人たちに出会えたことが、ドイツに来て本当に良かった、と思える理由の一つです。あと4ヶ月、残りの日々も周りの人に感謝しつつ、大切に過ごしていきたいと思います。

ミュージカルを観に劇場へ