私は今、カナダのフランス語圏、ケベック州のモントリオール大学に留学しています。モントリオール大学はフランス語の大学では世界で2番目に大きく、生徒数はなんと約5万人というマンモス校です。大学の中にホッケーリンクがあったり、テスト期間中は図書館が24時間空いていたり、冬に外を歩かなくて良いように地下通路で建物がつながっていることには驚きました。このように大きな大学ですが、自然に囲まれて環境は最高ですし、留学生も多いのでインターナショナルな雰囲気で毎日楽しく通っています。また、モントリオールは英仏バイリンガルの町で、表記などもすべて2言語なので、同時に英語を学ぶこともできます。町の人は気さくで親切な人ばかりだし、道路が広く、緑がいっぱいの町でとても住みやすいです。また、カナダといえば大自然。秋に見に行った紅葉が忘れられません。町の郊外を車で1時間ほど走ると写真のような景色に出会えます。
こちらでは先週あたりから後期の授業登録期間も終わり、本格的に授業が始まっています。私は今期、歴史の授業を2つ、美術史の授業をひとつと、Langue et identitéという授業の計4つの授業を取っています。毎週Lectureといって先生から出される文献を読んで授業に臨みます。こちらの授業は一回3時間と長いので、一つの授業が終わるとへとへとになります。こちらの生徒はとても積極的で、授業の最中にみんな自由なタイミングで手を挙げて発言します。ホットなトピックになると次々と手が挙がり、延々と続くことがしょっちゅうあります。
モントリオール大学には大学側が主催するClé des champsという団体があって、これは、大学側の監修の下、生徒たちで旅行や色々なアクティビティの計画を立てて実行しようというものです。私はこの団体に登録して、ホエールウォッチングなどのアクティビティに参加しました。ここで様々な国の留学生と知り合うことができ、とても良い友達ができました。写真は、そのメンバーでプロのホッケーの試合を観に行った時と、オタワへ日帰り旅行に行った時のものです。みんな私と同じように交換留学生です。
さて、冬が極寒なことで有名なケベックでは、既にマイナス20度の日が続き、風が吹くと顔が痛くなるほどの寒さです!道路に積もった大量の雪も始めは珍しくてはしゃいでいましたが、見慣れて当たり前のようになってしまいました。スケートやスキーなど冬ならではのアクティビティも楽しいですが、やっぱり暖かい春が恋しくて、周りのみんなも口々にそう言っています!