SOLIFICが企画・開催する講演会・セミナー・シンポジウムなどのご案内をメールで配信しています。配信希望の方は「氏名」、「連絡先住所」、「所属」および「専門分野」を明記の上、i-lincom@sophia.ac.jpまでメールでお申し込みください。
上智大学言語学会では、第39回年次大会を2025年7月19日(土)に開催致します。 2025年度は四谷キャンパスにて対面で開催する予定でございます。 午前は研究発表(口頭発表)、午後はシンポジウムを開催予定です。 また、口頭発表の募集も受け付けております。 口頭発表は、上智大学言語学会会員でなくても応募することができます (ただし、採用された場合には入会する必要があります)。 詳しくは、下記のお知らせ、または上智大学言語学会ホームページをご参照ください。 ※口頭発表の募集は〆切ました。
本シンポジウムは、さまざまな外国語教育の関係者が一堂に会し、日本の外国語教育の未来を拓くための具体策を練り、それを実現するための機会としています。2013年の第1回シンポジウムから「外国語教育の未来を拓く」という共通テーマを掲げ、JACTFLとSOLFICが主催組織として、毎年3月に上智大学で継続的に行ってきました。 本シンポジウムにおいて、私たちは、日本における多言語・複言語教育の未来を拓くための具体策を練り、意見交換する場を提供するとともに、多言語・複言語教育を推進していくために、小中高大の外国語教育者・研究者や外国語教育施策に関わるステークホルダーらがそれぞれの研究知や実践知を発信する機会をつくってきました。 JACTFLは、これまで日本の外国語教育施策に係る文部科学省や東京都教育庁などの上層部に対して、日本社会において多様な外国語教育を推進するための建設的な提案を組織的に粘り強く行ってきました。またJACTFLは、10年以上に及ぶ地道な活動によって、長く続いた言語種と教育段階の厚い壁を打ち破り、あらゆる言語種、あらゆる教育段階、あらゆる言語形態などを直接つなげました。その結果、異なる背景を持つ関係者同士がアイデアを出し合い協働するという、従来存在しなかった外国語教育者間のネットワークの構築を実現しました。 今回の第13回シンポジウムは、「平和の心をはぐくむ複言語教育」を副題とし、これからの10年、20年を見据え、日本社会が切り拓いていく外国語教育の未来、ひいては日本と世界が共創する外国語教育の未来を考える機会にしたいと思います。
Chomsky (1993)や Lasnik and Funakoshi (2011)では、それぞれA’連鎖、A 連鎖に対してLF において分散削除 (scattered deletion)が適用されるケースが議論されている。本講演では、日本語の間接疑問文の疑問詞が分裂化する現象(Takano2021 を参照)の分析に基づいて、PF でもA’連鎖に分散削除が適用されるケース(Nunes 2004 などを参照)が存在することを論じる。分散削除は痕跡理論では捉えることが困難な現象であり、その存在は移動のコピー理論の妥当性を示す強い証拠だと考えられる。さらに、分散削除分析を仮定すれば、間接疑問文の分裂化において観察される特殊な韻律パターンが、Ishihara (2002)の音韻的阻害効果(phonological intervention effect)の一種として捉えられる可能性があることを指摘する
英語教育に関わる皆様を対象としました英語教育オンラインセミナーを下記要領にて開催をいたします。当日は、これからの英語教育の「変わること・変わらないこと」を、英語のUserとLearnerの2つの視点から検討するとともに、英語教師のチャレンジについても議論します。 これまで多くの方々にご参加をいただいてきました上智大学・ARCLEの英語教育セミナーですが、この会を持ちまして最後とすることとなりました。オンラインとなりますが、参加者の皆さまと一緒にこれからの英語教育を考える機会としたいと考えております。ぜひご参加ください。
2024年11月5日(火)~11月24(日) Sophia Open Research Weeks 2024を開催いたします。 「Sophia Open Research Weeks 」では、 上智大学の様々な研究活動を、講演会やシンポジウム等を通じて紹介します。本学の研究所を中心とし、幅広いテーマを取り扱います。 高校生や一般の方向けのものもありますので、ぜひ興味のある企画にご参加ください。
文の統語構造が⾳韻構造に反映される統語−⾳韻写像(syntax–prosody mapping)現象は1980 年代から議論されてきたが、2010 年代以降、Ito & Mester(2007, 2012)や Selkirk(2009, 2011) の新しい提案により、理論上、統語構造と⾳韻構造のより厳密な写像が想定されるようになった。 本講演では、⾳韻構造におけるイントネーション句(intonation phrase)に注目し、統語構造の「節」、そして談話における発話⾏為との関係について、これまで提案されてきた理論を再考し、統語−⾳韻写像におけるイントネーション句の位置付けを提案する。