当研究所では所属研究者間の交流と意見交換を促進することを主な目的として、所員間で「ブラウン・バッグ・ランチ」を開催しており、その第15回目が10月31日(金)に開催されました。

今回は、”Corporate Japan and Germany Inc. in the Era of the Polycrisis – The Political Economy of the Grand Strategy of Trading States and the Renaissance of Japanese Industrial Policy in the Global Chip War“の題目で、ドイツ・ハイデルベルク大学のPh.D CandidateであるSteven Schwarz様にご登壇いただきました。

 

Schwarz様は博士論文の一環として、ドイツと日本を例に、ポリクライシス（複合危機）時代の国際関係における外交・安全保障政策の策定と実施における国内部門と経済主体の役割について分析を進めておられます。今回の発表においても、国際政治経済の文脈で日独の比較を行いながら、トランプ関税の論点も踏まえた経済安全保障の問題にも争点が拡がり、所員からも活発な質疑応答が行われました。