セミナー

イスラーム地域研究所主催研究セミナー"Seminar on Land Tenure, Inheritance, and Gender in Middle East"のご案内(2023年5月23日(火) ハイブリッド開催)

5月23日(火)に、日本私立学校振興・共済事業団学術研究振興資金配付上智大学イスラーム地域研究所共同研究「現代イスラームにおける公共性再構築をめぐる動態の研究」(代表:赤堀雅幸)、科研費基盤(B)「ムスリム社会におけるマスラハ(福利)の実践―弱者の権利をめぐる比較研究」(代表:堀井聡江)、科研費基盤(A)「イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究」(代表:長澤栄治)は、Myriam Ababsaさん(French Institute for the Near-East (IFPO))を招聘し、以下のセミナーをハイブリッドで開催します。ご関心のある皆さまは、どうぞ奮ってご参加頂きますようお願い申し上げます。 Myriam Ababsaさんは、ヨルダンとシリアをフィールドとする社会地理学者で、2000年からヨルダンを拠点とし、シリアやヨルダンにおける地域や公共政策、都市開発に関して研究しています。 本セミナーでは、「ヨルダンにおける女性の土地相続権と実践」と題された報告を行い、ヨルダンにおける土地と相続の制度、そして女性が土地の所有から排除されるメカニズムについて話してくださいます。また、報告を踏まえて、エジプトをフィールドとして、沙漠の土地所有について研究している竹村和朗さん(高千穂大学)がエジプトとの比較の観点からコメントしてくださいます。

【タイトル (Title)】 Seminar on Land Tenure, Inheritance, and Gender in Middle East

【日  時】5月23日(火)17:30~19:00
【Date&Time】May 23, 2023 (Tue),17:30 – 19:00

【場  所】 上智大学(四ツ谷キャンパス) 2号館730 会議室
【Place】Building 2, Room 730 (7th floor), Sophia University Yotsuya Campus

【言語 (Language)】英語 (English)

【プログラム (Program)】
17:30-17:35 Opening・岩崎えり奈 IWASAKI Erina(Sophia University)
17:35-18:20 Myriam ABABSA (French Institute for the Near-East (IFPO))
“Women's Land Inheritance Rights and Practices in Jordan”
18:20-18:30 竹村和朗 TAKEMURA Kazuaki (高千穂大学 Takachiho University) Comments 
18:30-19:00 Discussions

【参加申し込みフォーム】
5月18日(木)までに、こちらのフォームから参加登録をお願いいたします。登録を頂いた方宛に、セミナー前日までにzoomへの参加手続き情報をお送りいたします。 参加希望者には追ってZoomリンクをお送りします。
イスラーム地域研究所事務局EMAIL: sias-co*sophia.ac.jp(*を@に置き換えて下さい)
【Registration】Link (Registration deadline May 18, 2023 )
*Seminar URL will be sent to you later.

【発表者略歴(Profile)】
Myriam Ababsa 略歴: ヨルダンとシリアをフィールドとする社会地理学者。2004年に仏トゥール大学で地理学の博士号を取得。現在ヨルダンを拠点にシリアとヨルダンにおける地域や公共政策、都市開発に関して研究。著書として、Raqqa, Territoires et pratiques sociales d’une ville syrienne (IFPO 2009)、Atlas of Jordan. History, Territories and Society (IFPO 2013)、Baudouin DupretとEric Denisとの共編著Popular Housing and Urban Land Tenure in the Middle East (University of Cairo Press, 2012) Rami Daherとの共編著Cities, Urban Practices and Nation Building in Jordan (IFPO 2011)などがある。

竹村和朗 略歴:2002年 東京都立大学人文学部社会学科卒業。 2005年 カイロ・アメリカ大学 大学院人文社会科学研究科社会学・人類学・心理学・エジプト学科 社会学・人類学専攻 修士課程修了。 2015年 東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻 博士課程単位取得満期退学。 2017年 博士(学術、東京大学)。 日本学術振興会特別研究員PDを経て、現職。著書に『現代エジプトの沙漠開発:土地の所有と利用をめぐる民族誌』風響社、『ムバーラクのピラミッド──エジプトの大規模沙漠開発「トシュカ計画」の論理』風響社など。

【主催】
日本私立学校振興・共済事業団学術研究振興資金「現代イスラームにおける公共性再構築をめぐる動態の研究」
科研費基盤(B)「ムスリム社会におけるマスラハ(福利)の実践―弱者の権利をめぐる比較研究」(代表:堀井聡江)
科研費基盤(A)「イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究」(代表:長澤栄治)


  • NIHU現代中東地域研究上智大学拠点(2016-2021)
  • 上智大学・早稲田大学共同研究 アジア・アフリカにおける諸宗教の関係の歴史と現状
  • 上智大学 イスラーム地域研究(2015)
  • 公募研究SOIAS(2008-2012)
  • ジャウィ文書研究会アーカイブ

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