MUKHINA Varvara (ムヒナ・ヴァルヴァラ)

2015年着任 准教授 公共政策学博士(2012年 熊本大学)

担当科目

(博士前期課程)ユーラシア移民研究
(博士後期課程)ユーラシア移民専門研究

研究関心

ロシア社会、移民研究、アイデンティティ研究
現在、主に2つのテーマについて研究を進めています。
第一のテーマは移民に関する研究であり、特にウクライナ侵攻以降にロシアを離れた移住者に注目しています。その中でも、ウクライナ侵攻を支持しないロシア人移住者の感情や意識に関心を持っています。
第二のテーマはロシア社会に関する研究であり、ソ連崩壊以降の社会変容を対象としています。その中でも、ソ連に対するノスタルジー現象に焦点を当てています。

学生へのメッセージ

ロシアは、急激な社会的・経済的変動を経験してきた国であり、研究対象として非常に興味深い存在です。1991年のソ連崩壊は、政治体制と経済体制の大転換をもたらし、市民生活にも深い影響を及ぼしました。それから30年以上が経過した現在においても、ロシア社会は過去との断絶を完全には果たせておらず、その影響は内政や外交においても色濃く表れています。また、ソ連崩壊は、多くの政治的移民を生み出す要因にもなっています。私は、このような状況に関心を持つ方々の活動を支援したいと考えています。