毎年4月16日に高尾霊園で行われている哈爾濱(ハルビン)学院記念碑祭に行ってきました。
上智大学とは哈爾濱学院顕彰奨学金などを通じて縁が深い哈爾濱学院ですが、その卒業生・ご遺族・関係者が年に一度、高尾霊園に集まって物故者の報告や遺品の収納などを行っています。(記念碑の下には「命のビザ」で有名な杉原千畝の遺品や、故・染谷茂先生の遺骨の一部なども納められています。)私たちロシア語学科の教員は、言わばゲストとして毎年この記念碑祭に招待されています。
1920年日露協会としての設立時から1945年の終戦までの25年間に1200名を超えるロシア語研究者を輩出した哈爾濱学院ですが、現在もご存命の卒業生はわずか1割足らずとなってしまったそうです。
終戦から70年以上経っても、哈爾濱学院の寮歌を誇らしげに歌うロシア語研究者の先輩方の姿に心を打たれました。