みなさん、こんにちは!ロシア語学科3年生の田村祥太郎です。僕はいま、ロシア第二の都・サンクト・ペテルブルクに私費留学で来ています。
こちらでは日々大学でロシア語の授業を受けながら、現地の日本人サッカーチームに参加したりして、そこそこ充実した生活をしています(笑)
色々な出会いもあり、今でこそ楽しくやっていますが、ここに到着した頃はまだ2月、峠を越したとはいってもまだまだ冬…。空は分厚い雲に覆われ、何日も晴れることすらなく、気分も沈みがちになって一日中寮から出ない日も少なくありませんでした。
しかし!
冬が終わり、短い春が過ぎると、ようやくこの街にも夏がやってきました!そして今まさに、サンクト・ペテルブルクは白夜シーズン。今回はこの街の初夏の代名詞、《白夜》について紹介したいと思います!
白夜とは、地球上の緯度が高い地域で起こる、真夜中になっても薄明るいか、あるいは太陽が沈まない現象のことです。毎年、5月下旬から7月中旬に掛けて起こり、日照時間が最も長くなるのは夏至の頃でおよそ19時間と言われています。
サンクト・ペテルブルクの場合、真夜中の数時間だけ太陽は沈みますが、地平線から淡い光が常に夜空に滲み出ている、といった感じです。(写真参照)
サンクト・ペテルブルクにとって白夜、そして夏は特別な季節です!
ネヴァ川沿いやネフスキー大通りは一晩中、跳ね橋を見に来る人々や散歩を楽しむ人々で賑い、いつもどこからか綺麗な歌声や楽器の演奏が聴こえてきます。この雰囲気を体験してからは、僕自身、留学先にサンクト・ペテルブルクを選んで本当に良かったと思うようになりました。(笑)
ロシアといえば長く厳しい冬、というイメージが先行しがちですが、ロシアの本当の美しさはその厳しさの裏の、夏にこそある気がします。皆さん、是非サンクト・ペテルブルクの白夜を体験しに来てください!