ベラルーシの短期留学

ロシア語学科 2年
古川 怜雄

 こんにちは!ロシア語学科2年生の古川怜雄(ふるかわ・れお)です。僕は今夏休みを利用してベラルーシの首都ミンスクに短期留学に来ています。通っている大学はミンスク言語大学という大学で名前の通り様々な国の言葉を学べる大学になっています。

右が筆者。アイスホッケーの試合会場にて。ここのマスコットは基本みんな喋ります。

右が筆者。アイスホッケーの試合会場にて。ここのマスコットは基本みんな喋ります。

 まず学校生活について、初日にテストを受けた後それぞれのロシア語能力に応じてクラス分けされ10人程度の人数で授業を受けていきます。僕のクラスだけでなく、ロシア語学科全体にトルコ人留学生がとても多いです。僕のクラスで1番仲がいいのもトルコ人学生で授業終わりにトルコ料理を食べに行ったりしています。ちなみに授業は13時から16時までで3時間と短く感じますが、当然ながらロシア語でロシア語の授業をするので聞いて理解して話すというのにとても苦労しています。

ベラルーシ人の友達に連れてってもらったレストランにて

ベラルーシ人の友達に連れてってもらったレストランにて

 次に寮についてです。寮は全員で5人住める部屋になっていてそれに加えて共用のキッチン、シャワールーム、トイレがあります。僕の部屋にはブラジル人、スウェーデン人、ベルギー人、少し前までシンガポール人と色んな国の留学生が一緒に暮らしています。みんなのコミュニケーションのための共通語はもちろんロシア語とそれに加えて英語です。共用スペースに関しては掃除もこの日は誰がやると分担してやっています。

 そして生活するのに欠かせないお金についてですが今年の7月にデノミというものが行われました。これは通貨の切り下げのことなのですが、その影響で街には旧通貨と新通貨が混ざって流通しており、来たばかりの頃はお金の計算がとても難しかったです。そして何といっても物価がとても安いです。スイカは日本円で50円もしない値段で巨大な物が売られていたりと、金銭感覚がおかしくなりそうなくらい安いです。ですが外食すると日本と大差ないので自炊することが多いです。

左が新通貨、右が旧通貨です。

左が新通貨、右が旧通貨です。

 そのほかにも学校が終わった後には現地で日本語を学んでいる団体にお邪魔して一緒に日本語を学んだあとロシア語や日本語を駆使してお互いの国のことについて話したりしています。休みの日にはもちろん観光もしますが何といっても散歩です。現地のベラルーシ人と首都ながら自然がいっぱいのミンスク中を散歩してお喋りをしたり、将棋団体に行き一緒に将棋をしたりしています。普段なかなか行く機会のない国ですが街は整っていて綺麗で、なおかつ自然がいっぱいな素晴らしい国です。是非この夏だけではなくまた行きたいと思います。

ベラルーシの世界遺産ミール城

ベラルーシの世界遺産ミール城