主にブラジル北東部(ノルデスチ)を中心に、ブラジルの文学と文化を研究しています。具体的にはブラジル北東部の貧困を扱ったことで知られる詩人のジョアン・カブラル・ジ・メロ・ネト、同地域の民衆文化に深い造詣のあった作家アリアーノ・スアスーナの文学作品などを研究してきました。最近では、広くポルトガル語圏の文学と位置づけられる可能性を秘めたアンゴラの作家ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザの文学作品などにも注目しています。
こうした文学作品を読むことは発見や驚きに満ちた一種の冒険であり、知性と感性を磨く経験の一つとなります。それを経ることでブラジルなどの世界をよりよく理解することができるでしょう。方法の一つとして、文学や文化といった切り口からポルトガル語圏にアプローチしてみるのというのもいかがでしょうか。