リオパラリンピック調査体験記
千葉佳奈子
2016年9月、私はリオパラリンピック調査団としてブラジルリオデジャネイロを訪れました。この調査の目的は、上智大学が2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて何ができるかをリオ大会から学ぶことでした。今回、リオへの訪問ということでポルトガル語学科の学生の数名が選ばれ、私もその中の1人として調査に参加しました。自分の調査対象であったブラジルのスポーツを現地で調査できる喜び、一方で、留学もしておらずあまりポルトガル語が得意ではなかった私が、リオで調査をすることができるのかという不安も抱えて出発しました。
現地では、様々な場所を訪れてリオパラリンピックに関する調査を行いました。障がい者支援センター、リオカトリック大学などを訪問し、さらにパラリンピックの開会式、競技観戦も行いました。様々な調査を通して、私が一番印象的に感じたのはブラジル人の暖かさです。調査でお世話になった方々は私たちの訪問を喜んでくれて、親身に調査に応じてくれました。また、街の人々も私たちが日本人であることがわかるとたくさん声をかけてくれました。現地でブラジル人とコミュニケーションをとることができたことは、今までポルトガル語を学んできた私にとってとても嬉しいことでした。また、ブラジルという国を生で感じることができ、4年間ポルトガル語、ブラジルに関する勉強をしていてよかったと思うことができ、調査の達成だけではなく、私個人としても大きな達成感を得ることができました。
リオ訪問後も、私たちは2020年東京大会に向けた様々な活動に参加しています。私自身も、実際に2016リオ大会を訪れ、そのアツさに触れた1人として今後も活動していきたいです。この調査は今後も私の中で大きな出来事として残ると思います。今回私はこのような機会をいただけてのリオ訪問でしたが、ぜひみなさんも形は何であれ、与えられたチャンスを逃さずに活動してほしいと思います!
ポルトガル語学科の学科生、院生、教職員によるリオ・パラリンピックの視察団。競技場で出会った地元の高校生と一緒に。
新しいリオの地下鉄内で、優先席を体験しています。