El Gallinero第14回公演
Frida Kahlo: Viva la vida 『フリーダ・カーロ:人生万歳』
作者:Humberto Robles(1965〜, México) ウンベルト・ロブレス
¡Hola! イスパニア語学科2年の戸井幸乃です。
2019年12月8日、外国語学部語劇祭にてFrida Kahlo:Viva la Vidaを上演しました。今年は何と部員一名ということで、急遽モノローグに挑戦してみました。
フリーダ・カーロはメキシコの代表的な画家として、夫ディエゴ・リベラとともに歴史に名を残す人物ですが、この作品は、彼女の波乱万丈な人生に光をあて、彼女の思いをありのままに語ります。
日々苛まれる身体的な痛み、夫が繰り返す不倫に憤慨する一方、愛する夫であり、尊敬する同志でもあるディエゴへの愛しさから、彼女は心の葛藤をキャンバスに描き続けました。この彼女の心情を紐解き演じるのは難解でしたが、朗読劇という形で、一つひとつの言葉に秘められた思いを意識し、彼女の心情を伝えることができたと思います。
私は、この作品を通して、フリーダが持つたくましさ、精神の強さに感銘するとともに、傍らでサポートして頂いた方々から、たくさんのパワーを頂きました。彼女が常に向き合っていたのは「自分」だったとも言われます。フリーダがひたむきに自分の肖像を描き続けた姿は、日々自分の前に立ちはだかる苦難と向き合っていたことを象徴していると考えます。人間の皆それぞれ経験することは異なりますが、直視したくない事象の前に立った時に、どう向き合えばいいのかをフリーダが教えてくれているような気がします。
《Toma de la vida todo lo que te dé, sea lo que sea, siempre que te interese y te pueda dar cierto placer》.
2年 戸井幸乃
公演終了の報告を受けて著者Humberto Robles氏からのメッセージが届きました。
HOLA YUKINO
MUCHAS FELICIDADES POR EL MONTAJE!
Y GRACIAS POR LAS FOTOS, EXCELENTE TODO!
QUE BUENO QUE HAYAS APRENDIDO SOBRE FRIDA, EL PAÍS, ETC.
LA MARAVILLA DEL TEATRO ES QUE NOS ACERCA.
ME ALEGRO MUCHO
ABRAZOS!!
Y FELICIDADES
H.Robles
幸乃さん。
上演おめでとうございます!
写真もありがとう。すべてうまく行ったようですね!
あなたがフリーダやメキシコについて色々学べたと聞き、嬉しく思います。
演劇の素晴らしさは(異なる文化をもった)私たちの相互理解を可能にすることです。
大変うれしく思います。
抱擁と祝福を!
2019年12月16日
ウンベルト・ロブレス
作家および作品関連サイト
https://www.humbertorobles.com/p/frida-kahlo-viva-la-vida.html (2019/12/18 アクセス)
http://dramaturgiamexicana.com/ (2019/12/18 アクセス)
公演日:2019年12月7日(上智大学10号館講堂 外国語学部語劇祭)
次の方たちの協力を得ました。ありがとうございました!
Habría sido imposible representar esta obra sin el apoyo de estas personas.
¡Muchísimas gracias a todos ellos!
Autor: Humberto Robles
顧問: 幡谷則子 (イスパニア語学科教員)
団体責任者・演技・パンフレット作成:戸井幸乃
演出・指導:吉川恵美子 (イスパニア語学科教員)
字幕作成・字幕/音響操作: 藤浪京(イスパニア語学科OG) 、吉川恵美子
照明:棚村瑞貴(語劇OG)