2016年

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 El Gallinero第11回公演

Historia de cómo nuestro amigo Panchito González se sintió responsable de la epidemia peste bubónica en África del Sur
『優しいパンチートの“愉快な”営業』
作者:Osvaldo Dragún(1929-1999, Argentina) オスワルド・ドラグン

 

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イスパニア語劇El Gallineroは2016年12月11日にOsvaldo Dragúnの『優しいパンチートの“愉快な”営業』(原題:Historia de cómo nuestro amigo Panchito González se sintió responsable de la epidemia peste bubónica en África del Sur)を上演いたしました。

今回のテーマは「人種差別」です。1957年に書かれたこの作品には人種差別的な台詞が多くあります。そういった台詞をそのまま用いることに始めは躊躇を覚えましたが、最終的にはそのままで演じることに決めました。人種差別をめぐる問題が解決されない、むしろ加速していきそうな現状において、差別に関するパンチートの葛藤を演じることが、これから私達がどのように生きるべきかを見つける糸口になるかもしれないと考えたからです。

また、本作品は展開が早いため大道具はブロックのみ、衣装は黒を基調にするというシンプルな形にまとめました。ブロックは無機質に見えないよう、場面毎に異なる色の面に変えるなど工夫を凝らしました。

先生や先輩、友人の助けを借りながら、1年生2名、3年生2名という少人数でなんとか形にしようと力を合わせました。ゲネプロは少々ハプニングが起こりましたが、本番は無事に終えることが出来ました。大変なこともありましたが、皆で協力して劇を作っていくのはとても楽しかったです。(村上莉奈)

公演の様子はOCW(Open Course Ware)から閲覧可能です。

公演日:2016年12月11日(上智大学10号館講堂 外国語学部語劇祭)
出演:高橋さよ(3年)、村上莉奈(3年)、深井司(1年)、保倉宣幸(1年)
映像出演:早川真生(4年)
音響作成:保倉宣幸
字幕作成:保倉宣幸
字幕操作:前川夏穂 / 吉川恵美子
大道具・小道具・衣装:語劇部員
パンフレット作成:村上莉奈
スペイン語指導:吉川恵美子
顧問:吉川恵美子