一ヶ月を経て

小西優葉

初めまして、ドイツ語学科三年の小西優葉です。 現在ハイデルベルグに留学をしています。時が経つのは早いもので、到着した三月から既に一ヶ月が経ってしまいました。 これまで私が体験したことを、本ブログに書かせて頂きます。

①ドイツ人の同居人とちょっぴり仲良くなれました。初めは共同生活にドキドキし、自分の部屋から出る度に息を整え覚悟を決めていました。でも最近は慣れて息を整えるだけになりました。②自転車を買いました。ゼメスターチケットという、公共交通機関を使える大学生用の定期券があるのですが、ちょっとお高いのです。そこで、中古の自転車をドイツ版ヤフオクで買いました。購入時は売り手のご住所まで訪問しに行きました。乗り心地は良いのですが、夜に乗ったらライトが付きませんでした。 確認不足の失態です。でも、今の所お気に入りの自転車です。 ③個人経営のパン屋さんを開拓し始めました。個人的な話ですが、私はドイツパンには目がありません。直接店員さんに注文するので、 なかなか緊張します。

成し遂げたことを書いたので、今度は苦労していることを書きます。 ①ドイツ人と喋る機会がまだ限られています。私の行動力が問題だと思っています。いまは春学期の授業開始前なのですが、日本語学科のバディのおかげで、日本語学科や日本が好きな方々と顔見知りになることはできました。授業が開始したら、もっとメンザ(ドイツの大学の学生食堂)などで積極的にドイツ人と喋りたいと思っています。②英語とドイツ語で悶々します。春休み期間中に行われるドイツ語準備コースに参加しました。幸いなことに多国籍の友達ができました。ですが問題は会話で使用される言葉です。私は英語が苦手です。一対一の時はドイツ語で喋れるのですが、グループになると、使われるのは英語です…。 ニコニコして黙るしかなくなってしまいます。そんな苦い経験をし、ドイツ語に専念しつつ、英語を勉強すべきか、という葛藤を、毎日のように繰り返しています。

成し遂げた事三つ、苦労している点二つを書いてみました。今の所、楽しみ苦しみ半々といった所です。書いてみて気がついたのは、一ヶ月で意外と色々あったという事です。残りの 11ヶ月も、きっと色々あると思います。mal schauen (ちょっと成り行きをみてみよう)と思っています。

ここまでご拝読いただきありがとうございました。

哲学の道からの景観