ぶつかる勇気

岡崎和花

Hallo, ドイツ語学科4年の岡崎和花です。私は今HARIBOとベートーベンのルーツである町、ボン(Bonn)に留学しています。ちなみにHARIBOはボン出身の設立者Hans Riegelさんの名前から来ています。Hans+Riegel+Bonn=HARIBOというわけです。ドイツに来てあっという間に5か月(留学生活半年)が過ぎ夏休みに突入した今日この頃ですが、半年経った今ようやくドイツ生活に余裕が生まれた気がしています。

ドイツ生活を半年終え、私は他国からの留学生との交流を通して大いに刺激をうけました。私はボン大学で留学生向けのドイツ語クラスで学んでいるのですが、そこでアメリカ人やベトナム人、イタリア人など世界各国様々な人と出会いました。その中でも特に台湾からの留学生と仲良くなり、授業後に一緒にお昼を食べたり、休日に他の街や国へ一緒に旅行したりしました。彼ら他の留学生と一緒にいる時、私は「一人の日本人留学生」という存在になります。日本人同士であればとりわけ自分の主張を言わずとも日本人ならではの雰囲気で言いたいことが伝わることが多々ありますが、他国の人との会話においては自分が何を考えているのかしっかり言葉にして主張しなければ伝わりません。初めは主張が控えめだった私ですが、台湾の留学生との旅行を通じて自分の主張をはっきりと言うようになりました。その旅行は八日間の旅で日本語が全く通じない中ドイツ語と英語でのコミュニケーションをとりつつ、伝えているつもりが伝わらないというもどかしさを感じ、言葉の壁に何度もぶつかりました。

しかしそんな時は辞書で意味を調べて説明しなおすなどして、間違いもコミュニケーションのツールにしました。そんなこんなで、旅行を共にした仲間との絆はより深まり、そしてなにより私自身母国語以外の言語を使うことに恐れを感じなくなり、積極的に自分の主張をするようになったと思います。また、主張することに抵抗がなくなったことで授業に対してもaktivに学べるようになりました。というのも思っていることを我慢せず発言することで探究心もさらに深まり、「自分らしく」いられるようになったからです。このような経験はやはり留学ならではだと思います。留学生同士での交流を通して主張することの大切さ、ありのままの自分でぶつかっていく大切さを知りました。

最後にボン大学でのドイツ語の授業についても少し触れたいと思います。初めの三月にまずテストを受け、レベル別に一か月“Einführungskurs“というドイツ語の授業を受けます。私のクラスは月曜から木曜まで午前中に三時間授業がありました。この一か月でだいたいドイツ語にはなんとなく慣れます。またボン大学では「Quasselabend」と呼ばれるJapanologie(ドイツ人の日本学科)の生徒と日本人留学生の交流会が二週間に一回バーで開催されるのでそこでTandemパートナーを見つけることができます。

ということで残りの半年もドイツ生活を楽しんでいきたいと思います!!!

w-okazaki