こんにちは、ドイツ語学科3年の真野萌です。私は在外履修と交換留学の合わせて1年間、ボン大学に留学しています。
ボンはライン川沿いの暖かい気候が特徴的で、冬の間雪が降ったのはたったの2、3日ほど。小さい町ですが、ケルンやデュッセルドルフまでSemesterticketで無料で行けてしまうので、不自由がなく、過ごしやすい町です。
ボン大学にはJYP(Junior Year Program )という留学形態があります。住民登録、ビザ申請の予約などを行なってもらえる他、ドイツの他都市への日帰り旅行、Buddyとのイベントなど、様々な企画が用意されています。
在外履修の半年間は私もこのプログラムに参加しました。
銀行口座を開く際に一緒に銀行まで行って手続きを手伝ってくれたり、30分以上履修相談に付き合ってくれたりと、個人へのサポートが本当に手厚かったです。
しかし、やはり多少の問題はありました。
ビザの申請後に、出来上がったビザは大学のオフィスで受け取ることができると言われていたのですが、なぜか全留学生の中で私のだけ届かず、外国人局に問い合わせて取りに行かなければなりませんでした。
さらに、すべての手続きを終えた直後、「あなたの今の寮は半年間しか住めないから、4月に引っ越してね」と告げられ、予定していなかった引っ越しを行うことにもなりました。
多少JYPの制度を過大評価していた面もあったのですが、留学においてトラブルはつきものだということを身をもって体感しました。
一方で、よかったこともたくさんあります。
日本語学科があるおかげでタンデムがすぐ見つかり、ドイツ人学生とも仲良くなれたこと、留学生同士の交流機会が多く、多国籍の友達ができたこと、ヨーロッパの中心に位置するドイツは旅行がしやすく、10カ国以上を安く旅行できたことなど、数えきれないほどです。
最後に、留学生活を通して私が1番大切だと思ったことは、自主的に動くことです。最初は頼れる人もおらず、見知らぬ言語の中で、自分の生活環境を自分の力で整えなければならず、最初は本当に辛く、心細かったです。しかし、自分が何をしたいのかということをきちんと説明すれば、International Officeや様々な手続き機関はもちろん、その辺のおばさんたちまでも、「それはこうやるのよ!手伝ってあげるわ!」と手を貸してくれました。
知らない土地のことがわからないのは当然、聞かなきゃなにもできない!と割り切ってからは、周りの人たちの優しさに助けられ、無駄なことにビクビクする必要がなくなっていったことで、本来の留学の目的に集中することができていったように思います。
もう残り数ヶ月の留学、吸収できるものは全部吸い取って、日本に帰った時本当に良かったと思えるよう、最後までドイツでの生活を満喫したいと思います!
長くなりましたが、読んでいただきありがとうございます。