あっという間の半年

丸田百合香

こんにちは!知らない方は始めまして。ドイツ語学科3年の丸田百合香です。今年の3月下旬からトリア大学に1年交換留学しています。
語学力をより高めるだけでなく、自国の文化がどれほど知られているのか?あるいはどれほど親しまれているのか?を知るために日本学科があるこの大学を選びました。
1年は早いものでもう6ヶ月も経ちました。授業や印象に残った日独交流のイベントについて振り返りたいと思います。

語学授業は週3日の教科書を用いたMittelkurs、週1の会話中心のSprechkompetenz、そしてInterkulturelle Kommunikation(異文化コミュニケーション?)を受けました。2つの授業には他に数人の日本人学生がいたものの、異文化の方は私1人だったので少々心細い気持ちでした。特にグループでのプレゼンは私を含め3人で行われるはずが、1人が途中から欠席するようになり、プレゼンへの苦手意識も相まって不安になることもありました。しかし、もう1人の中国人学生から励ましやアドバイスをもらい、そのおかげで本番をやり遂げられました。今でも感謝したいばかりです。

Germanistikではドイツ文法とSprachwandel(ドイツ語の変化?)を聴講しましたが、専門用語が多く理解できることもあまりに少なく「やってしまったなあ…」という気持ちでした。

また、Japanologieの授業では文化史と文学史を受講し、ドイツから見た日本の文化を学びました。特に印象的だったのは文化史の中で漫画やアニメが取り上げられていたことです。

日独交流イベントは日本学科の掲示板などで定期的に知ることができて、デュッセルドルフの日本デーやフランクフルトで行われた日本映画祭に参加しました。日本デーは様々な催しが行われ、アニメキャラに扮したコスプレイヤーで賑わっていました。中でもあるバンドが和楽器でロックを演奏する様子は、私の知らない新しい日本の素晴らしさに気づくほど圧巻でした(少々宣伝臭い感じの書き方ですが)

少ないながらも現地の知り合いができつつあります。彼らは日本語が上手くて、それに習得したいという熱心な気持ちが自然と伝わってきます。私自身は真面目にドイツ語を話せていないのでは?と恥ずかしくなることも多少ありましたが、それでもドイツ語では難しい時は日本語で優しく応じてくれます。

この春学期を振り返るとドイツ語力が向上したかどうかは正直不安ですが、悩んでばかりはいられません。秋学期では語学を深めながらいろいろなことに挑戦したいです。

日本デーのデュッセルドルフにて。私は真ん中にいます(?)
y-maruta