VOL.9
2011年卒業
三菱東京UFJ銀行
大木美枝さん

多様な価値観を知る

皆さん、こんにちは!
2011年卒業の大木美枝と申します。

現在、都市銀行で働いています。入行当初は、中小企業の融資をする営業店に配属されましたが、四年目の現在は東アジア地域の海外拠点の戦略を立てる部署でサポート業務を行っています。

大学時代はドイツ語の勉強をしていたのは当然ですが、その他にダンスサークルの活動に打ち込んだり、旅行費用を稼ぐために塾や家庭教師のアルバイトに励んだりしていました。

上智大学のドイツ語学科で学んで本当に良かったと思うことが3つあります。

まずは、留学に行きやすい環境があるということです。1年間の交換留学のプログラム以外に、様々な短期プログラムがありますし、先生方や先輩や同級生から留学の情報も簡単に手に入ります。私の場合、先生方や友人などからの情報を元に、自分でいろいろ手配して短期留学に行きました。また短期留学をきっかけに交換留学も強く志望するようになり、ベルリン工科大学で一年間学びました。予想外の出来事が起こり、言葉以外の苦労もありましたが、今となっては良い思い出になっています。

次に、個性豊かで寛容な教授陣に恵まれていることを挙げたいと思います。オフィスアワー以外の時間でもドイツ語に関する質問や留学の相談にのっていただきました。就職活動中には愚痴も聞いていただいたり、毎回コーヒーとお菓子でもてなしてくれる先生もいらっしゃいました。まさに至れり尽くせりだったと思います。

そして、良き友人たちに恵まれたことは、とても幸せなことでした。一緒に楽しい時間を過ごせるだけでなく、つらいときに相談にのってくれる友人たちと出会うことができました。私の長所も短所もわかってくれて、見直すべきところもきちんと指摘してくれる友人たち。まさに、私の宝物です。

現在仕事でドイツ語を頻繁に使う環境にいないことは残念ですが、ドイツ語を学んだことで多様な世界・多様な価値観を知ることができたこと、そして海外に文化を越えて理解しあえる友人たちを作ることができました。本当に実りの多い五年間だったと思います。これから入学する皆さん、学生の皆さん、是非何らかの形で世界を見に行ってください。

ohki-mie