11月10日(月)4限 フランス文学科 専門基礎フランス語A フォンヴィル先生
フランス人の先生の授業の雰囲気ってどんなんだろう?気になりますよね。
そこでフランス文学科一年生の授業を潜入取材してみました。
まずは課題の返却から・・・
今日の授業は、先週の添削課題を返すことから始まりました。
先生は、ひとりひとりに、Très bien. Bien. と声をかけてくれます。でも出来が悪いと、catastrophe(大惨事)なんて言われちゃうことも…。
さて、今日の学ぶのは Pronom(代名詞)。
先生いわく、proはラテン語で「~に代わって」という意味だとか。
前の授業で、フランス語の人称代名詞のおおまかな概念は習っているので、今日の授業の目的は、じっさいにそれを使えるようになること。学生は教科書の練習問題を解きながら、人称代名詞の使い方を覚えていきます。
練習1 代名詞が指す内容を理解する
まずはテキストを先生に続いて音読。そのあと、文章中に出てきた代名詞が何を指しているのか考えます。学生が問題を解いている間、先生は机の間を巡回。質問すれば、丁寧に答えてくれます。みんなが解き終わったら答え合わせ。でもただ答えが正解していればいいわけではなく、発音がおかしければ直されます。
練習2 代名詞を正しく使うには辞書を引け!
フランス語の目的格の代名詞を正しく使いこなすには、実は動詞がとる目的語の形を知っておく必要があります。そのために、動詞を辞書でひいて、その動詞がとる目的語の形(直接目的語/間接目的語)を調べて、ノートにピックアップしていきます。
練習3 代名詞に書き換える
会話文の中で、質問にたいして代名詞をつかって答える練習をしていきます。
まずは練習1と同じく、問題をといて、答え合わせまでします。そのあと、答えを暗記!先生が質問を読み上げるので、生徒はノートを見ないで答えます。また、ペアを組んでロールプレイングをしたりもします。
練習4 いざ実践!代名詞を使って話す
代名詞を使って自分で短い文章を作ってみます。「友人たちに招待された夕食会をうっかり忘れてしまった!こんな時どうしますか?」このような状況が与えられるので、それにこたえるように、学生は代名詞を使いながら、自分の言葉で話してみます。
一回の授業で、短い文ではあるけれど、学生は、実際のコミュニケーションの中で、代名詞を使って話せるようになりました。ネイティブの先生の魅力はいろいろありますが、フランス語で生のコミュニケーションがとれるようになるのもその一つだと思います。
授業後の風景
チャイムが鳴った後も先生への質問はたえません。でも、先生はその一つ一つに丁寧に答えてくれます。