ディクテーション(以後ディクテ)って何?
大学で初めてフランス語を勉強して、こう思う人も多いはず … 。 何でやるの?どんな力がつくの? どうやって勉強すればいいの?そんな疑問に先輩たちが答えてくれたアンケートでお答えします。
訊いてみました!!
フランス語学科の 2 年生の方たちがアンケートに協力してくれました!
項目はこちら
①ディクテをやるとどんな力がつくと思いますか?
②あなたの勉強方法は?
③時間がないときはどうしますか?
④躓きやすいポイントは?
先輩たちの生の声をそのままお届けします。
①ディクテをやるとどんな力がつくと思う?
・フランス語を聴く力がつくと思います。一語一語正確に聴き取る必要があるため、ディクテをする側としても、集中して聴くようになります。
・ディクテをやることによって、一番はリズムをつかめるようになることが身に着くと思います。リズムがつかめると、一文一文みている限りでは頭に入ってこない単語がフレーズとして頭に入ってきて、そして覚えられやすくなると思います。
・ディクテーションをすることにより、時間がすごくかかったけれども自分の耳から入ってくる音と文字を一致させるようになったと思います。
・まじめにすればフランス語のリズムがしみついていく。文章を書くときとか、話すときに役に立つと思うし、語学のカンというのも少し出来上がるのではないだろうか。
・ディクテをやることで、リスニング力はもちろんですが、同時にスペリングの力にもなると思います。また聞くことによって、フランス語(に限らずですが)の文章の構成といいますか、流れが自然と自分の中に残って、その後自分で文章を作るときや話すときの助けになると思います 。
・フランス語はリエゾンがあったりして、音とスペルを一致させるのが難しいのでディクテーションを練習することでより正しいフランス語の音の流れやスペルを理解することができると思います。
②あなたの勉強方法は?
・まず、文章ではなく一文ずつで止めて音声を聞きます。慣れてきたら文章で聞いても書きとることができるかもしれませんが、慣れないうちは一文で止めながら書き取っていく方法がいいと思います。
・まず自分の力で聞き、書き取ってみる。最初は全体を通して聞いてみて、それから文章ごとに音を止めたりして諦めがつくまで聞く。
・それはまず自分で教科書を見て単語の練習をします。新出単語は書けないものばかりなので。そしてそのユニットの音源を聞きながら、今度は見ないで、本文を丸々書き写します。
・まった内容のディクテーションの場合、まずその文章の単語をすべて書けるようにすることから始めています。
・文章を聞く → 声に出して読んでみる → 書いてみる → テクストを見る
・授業中先生のしゃべったフランス語をそのつどノートに書き取るのが良い練習になります。
③時間がないとき、どーする?
・時間がないときは声を出して文章を読んでいます。
・時間がないときは、一文一文止めて聞く → 文を作り上げる → 音源 → 確認 → テキスト、です。
・ ディクテができなくてもとりありえず、フランス語を聞いていることが良いことなのではないかと思う。したがって、通学中とか気が向いた時でもいいと思うので、バックミュージック的に流して聴くのもよいかな、と思う。
・時間がないときは、とりあえず新出単語のチェックだけします。聞こえても書けなければ意味無いですし、重要な単語さえ覚えておけば、どうにかなる場合もあるので。あとはもう、聞こえたままに書いてみるって感じです(笑)
・時間がない時はとりあえず初めて習った知らない単語のスペルと読み方(スペル)を覚えます。
・時間がなければ、聞き取れた部分から文章の意味を想像して、勝手に「こうであろう文章」を作る。
④躓きやすいポイントは?ディクテのおかげでできること
・リエゾンがあると、わからなくなります。アクソンのつけ忘れや向きの間違いがよくあります。ディクテをすることでわからないところをつぶしていけていると思っています。
・自分が知らない単語が出てくると極端に聞き取れなくなります。語彙力を向上させる意味でもディクテは効果的な勉強法であると思います。耳をフランス語に慣れさせることでフランス語を勉強することも一つの勉強法であると思います。
・ディクテーションは一番早くフランス語の発音の規則を身につけることができる方法だと思う。会話をするときに相手の言っていることが理解できなければ会話は成立しないので、ディクテーションの勉強はとても重要だと思います。
・一番多くつまづきやすいことは・・・あきること!だと思う。私はついついここでつまずいてしまう。しかし、ここでふんばることができれば、ちょっとレヴェルアップするような気がする。そして、また時間もつまづく原因ではないかと思う。というのも、ディクテは結構時間がかかるからだ。
・フランス語はリエゾンしたり、発音しないスペルがあったりで、なにを言っているのかよくわからないことが多くあると思います。なのでディクテのテストのあとなど「全然違うこと書いてるし!」とかいうことが多々あります。2つの単語なのに、1つに書いていたり、語末の発音しないスペルが間違ってたり … 。そういうことが多くあると、もういや!ってなりますね。でもディクテは1つめの質問の答えにも書いたように総合的な力がつくと思います。リスニング力、スペリング力、そしてグラマー力が身に付く、簡単でよい練習方法です。聞いて、書いて、あとはフランス語として成り立っているのかということを考えなければならないので。
・リエゾンなどの発音。語末の性数一致(書き取る時によくわすれちゃう)。
まとめ
ディクテをやるとフランス語の総合的な力がつく!という意見がとても多いです。
まじめにやると「読む」、「書く」、「聞く」とあらゆる語学能力をフル回転させないとついていけなくなってしまう、厳しいものだったりします。その代わり、語学の勉強の中では成果を実感しやすいほうみたいです。
大切なのはフランス語を聞くこと、声に出すこと、語彙を増やすこと!聞いて書いて覚えるステップを踏んでる人が多いです。語学の基礎を固めることがディクテ上達への早道(・・・はないかもしれないけど)と言えるでしょう。