VOL.16
2004年卒業
「個性をのばす教育」教育コンサルタント
コーシア郁実さん

日本を代表する真の国際人を目指して

 私は、中学生の頃から、日本語や英語をはじめとする「言語」に興味を持っており、言語を習得することがとても好きでした。私が大学の専攻としてフラ ンス語学科を選択した主な理由は、国際機関で公用語となっている言語が英語とフランス語であったことが挙げられます。私は、中学生の頃から、「将来は、国際人として活躍したい」という想いを夢に描き、英語とともにフランス語も学ぶことが大切であると考えました。現在、世界を舞台にして、教育分野の最前線で活躍されている方々と一緒に仕事をさせていただいている原点は、上智大学での貴重な体験、出会い、機会、そして素晴らしいご縁をいただいたことが大きいと思っております。

 私は上智大学在学中に、4種の教員免許状(フランス語の中学校・高校と英語の中学校・高校)を取得することができました。教職の資格は、教鞭を取るにあたってたいへん役立ちました。学生時代に、フランスをはじめ、英国、米国、オーストラリア等の短期留学 や家庭教師の経験を通じて、教育の重要性を痛感し、大学卒業後は、教育学で著名な教授がおられる大学院で研究を続けたいと考えました。そして、フランス語学 科卒業後は、英国と日本の大学院(修士課程はヨーク大学院、博士課程は上智大学院)で教育学専攻へ進学しました。その後に、日本の中高一貫校で英語教師として勤務し、10年間英国のダラム大学で世界中からの学生達に対して教鞭をとることができたことも素晴らしい経験になっています。

 私の教育学の専門研究は「子どもの個性に応じた教育」と「統計的な分析を活用した教育」等です。研究活動では、国内外での教育学の学会や国際会議で発表させていただき、学術論文(英語・日本語)の発表や共著出版(英語・イタリア語・日本語)の機会もいただきました。現在は、英国を拠点に日英を往復し、教育に関する講演や教育コンサルタントの仕事をしながら、教育学の研究も続けています。

  私の教育コンサルティングでは、「お子様の夢を叶えるためのサポートを!」をモットーに、日本の小中高校生の皆様の英国のボーディング・スクール(全寮制の寄宿学校)への留学の夢を叶える手助けをしています。具体的には、お子様のひとりひとりの性格や得意分野、英語レベルなどの個性に適したボーディング・スクールをご案内し、そ の受験準備、留学中のサポート、日本・英国・米国の大学への受験アドバイスなど、多岐に渡ってのコンサルティング・サポートに励んでいます。

 上 述の私の仕事のモットーは、「次世代のお子様達に”心の底から喜ぶこと”や”本物に触れられる環境に身を置くこと”を体感していただきたい。」というものです。「”チャレンジ 精神による夢の実現と大きな喜び”を経験し続けるという良いスパイラルの中で高みを目指しながら、日本を代表する真の国際人として活躍していただきたい。」という期待と願いをいつも抱いています。

ダラム大学にあるカレッジの1つにて。

ダラム大学にあるカレッジの1つにて。

 フランス語学科在学中に、ロールモデルとなる素敵な女性達とお会いする機会に恵まれたことで、「私も仕事と家庭を両立しながら、世界で活躍した い!」と決心しました。特に大きな影響を受けたのが、フランス語学科のミュリエル・ジョリべ教授(2018年3月に退官され、現在は名誉教授)です。ジョリべ先生は、ご研究と子育てを両立させながら、日本とフランスの架け橋となる研究者としてご活躍されました。ジョリべ先生のご専門はフランス社会学で、当時社会学に強い関心を抱いていた私は、たびたびジョリべ先生のオフィスで多岐にわたるお話を伺うことができ、そのお蔭で私自身の指標を見つけることができました。

  私の仕事や生活(子ども達との会話など)のコミュニケーションでは主に英語と日本語を使っていますが、旅行や仕事でフランスの空港に着くや否や「Bonjour!」と反応できる感覚は、上智大学フランス語学科での適した授業数やクラスサイズ、先生方のご指導の賜物と言えましょう。

  さらに、フランス語の知識は、英国での仕事や生活でも大いに役立っています。もともと英語とフランス語では似ている単語も多くあり、フランス語表現や語彙をそのまま英語での会話中に用いることもできます。たとえば、’C’est la vie!’ や ‘It is a cliché.’ などは、その典型でしょう。加えて、フランス語の表現や語彙、その場の状況によっては、英語での会話の中で時折フランス語やラテン語(古典語)の 表現を交えることで、教養のある印象を与えることができます。また、ラテン語を起源とするフランス語・スペイン語・イタリア語などは大変似た言語のため、 フランス語の習得はこれらの言語を学ぶ際にも大きな助けとなります。

  私は、21世紀の現在を生きる若者達に、将来「日本を代表する真の国際人」になっていただきたいと願っています。「日本を代表する」「真の国際人」になるためには、深く幅広い知識と教養が必要です。そのためには、世界中の「本物」に触れること、そして、日本の洗練された「美」や「伝統文化」をしっかりと体感し、それを誇りに思って身に付けておくことをお勧めします。これらを経験しておくことにより、「本物」を見極める力を養うことができ、将来の様々な場面の判断基準が身に付き、自分自身の人生の未来設計にも繋がっていくと考えます。

  あなたの素敵な夢が、叶いますように・・・。

イギリスの伝統行事の1つであるホースレースにて。

イギリスの伝統行事の1つであるホースレースにて。

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