2023年1月28日に毎年恒例の外国語学部北米地域研究コースの卒業論文発表会が行われました。コロナ禍でオンライン開催が続いていましたが、今年は3年ぶりに対面での開催が実現しました。小塩和人先生、出口真紀子先生、石井紀子先生、飯島真里子先生の各ゼミに所属する学生が参加し、18名の2022年度卒業予定者が論文を発表しました。 会場では発表者のみならず、発表者の応援に駆けつけたゼミの3年生や、ゼミ見学に来た2年生の姿も多く見られました。教室がこれほどに埋まっている様子からは、コロナ前のキャンパスライフが思い出され、感慨深かったです。 発表会では、Film, history, race, culture, sustainability, genderなどの多様なテーマについて、各々の学生が7分程度でプレゼンをしました。今年は飯島先生のゼミからアジア研究コースの発表者も1名参加し、バラエティに富んだ発表が行われました。研究テーマについての知識がない聴衆にもわかりやすい説明が、英語、日本語、ときには双方を混ぜ合わせてなされる様子は、英語学科の教育理念が体現されていると感じました。また、発表会の最後にはそれそれのゼミの担当教員がフィードバックを行いました。 そのような多様なテーマに沿って卒業論文を書き上げ、プレゼンテーションする姿は全員が生き生きとしていました。これも1人ひとりが「好き」を突き詰めたり、社会に対する「問題意識」に真正面から向き合うことが出来た結果だと思います。 楽しい瞬間だけではなく、卒論を書き上げていく中で数々の困難も経験しました。考えていたように議論が進まなかったり、欲しい資料に辿り着けなかったり…。そんな時は週1回のゼミで学友や教授に相談することで、多角的なフィードバックをいただくことが出来ました。その場で不安を共有することで、ほっと安心できた瞬間も覚えています。上智大学にはバックグラウンドも興味も様々なメンバーがいるからこそ、各々の知識を集結し、高め合えることの尊さを学びました。 卒業まで残り数ヶ月となりました。学生生活を振り返ると、英語学科には交換留学や海外研修、卒論執筆など貴重な機会で溢れていました。しかし、手を伸ばしてやり遂げるかは全て自分次第。そこで卒業論文という一つの財産を残せたことは、このVUCA時代を生き抜く自信になりました。 最後に、切磋琢磨した学友、温かく見守り、手を差し伸べていただいた教授方、刺激的な場となってくれた上智大学に。「地球社会のためにグローバルに考え、ローカルに行動していける」そんな人になるための第一歩を踏み出せたと思います。ありがとうございました。 報告担当: 英語学科 國方温香、鈴木れん
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