『オーウェル「一九八四年」』刊行記念 オンライントークイベント

『オーウェル『一九八四年』――ディストピアを生き抜くために』(慶應義塾大学出版会)刊行記念
著者・川端康雄さん×ゲスト・小川公代さん
オンライントークイベント

慶應義塾大学出版会の「世界を読み解く一冊の本」(2018年10月刊行開始)シリーズ全10冊が、このたび本書および藤井淳著『空海『三教指帰』――桓武天皇への必死の諫言』の刊行をもって完結しました。

このシリーズで扱われた『旧約聖書』や『クルアーン』などと比べると、イギリスの作家ジョージ・オーウェルの『一九八四年』は1949年に発表された比較的新しい本ですが、刊行後70数年のあいだに50以上の言語に翻訳され、「ビッグ・ブラザー」はもとより「ニュースピーク」「真理省」といった造語が馴染みの言葉となっています。「『一九八四年』的世界」という語句で私たちが共有するイメージが確かにあり、その点でこの小説は世界を読み解く鍵となるテクストのひとつであるといえるでしょう。
本書は、『一九八四年』がどのようにして書かれたか、また初期の受容がどのようなものであったか、という点から初めて、これが成立した時代状況をふまえて、主要人物たちの「愛」の関係、政治と言語、反ユダヤ主義とナショナリズム、プロールの表象、「人間らしさ」の価値など、重要なトピックを取り上げてこの小説の読解を試みたものです。

このオンラインイベントでは上記の本の内容をもとに、『ケアの倫理とエンパワメント』(講談社)ほかの著作で近年活躍がめざましく、オーウェルについてもすぐれた論考を発表している小川公代さんと著者が語り合います。
イベント終了後には質疑応答を予定しています。

【日時】
2022年7月15日(金) 19:00~20:30(予定)

【会場】Zoom(オンライン)
※お申込のお客様には登録用リンクをメールでご連絡します。
 メール配信日:7月11日(月)・15日(金)の2回

*チケットをご購入いただいた方は、イベント後期間限定でアーカイブ配信もご視聴いただけます。リアルタイムでのご視聴が難しい場合はそちらをお楽しみくださいませ。(アーカイブ配信はイベント終了後準備が整い次第メールでご案内いたします)

*Zoomでのイベント参加方法について、詳しくはこちら

【参加方法(チケット制)】
■視聴チケット 500円
■書籍付き視聴チケット  2,800円(2,420円+380円)
※書籍付きチケットは別途送料がかかります。(700円)
※書籍は受注後随時発送いたします。
※書籍の配送先は国内限定とさせていただきます。
※書籍付きチケットは100枚限定です。定員に達し次第締切となります。

【申込方法】
2022年6月17日(金)~7月15日(金)19:00の間、下記(Peatixサイトにつながります)にてチケットをご購入くださいませ。(先着)

【Zoom配信】『オーウェル『一九八四年』――ディストピアを生き抜くために』(慶應義塾大学出版会)刊行記念 著者・川端康雄さん×ゲスト・小川公代さん オンライントークイベント